2016年11月06日

CAMPFIRE×GANMA!に寄せて【破】


前回話題にしたクラウドファンディング企画について、
グッズの全容が明らかになりました。
そこで今回は、一つ一つ紹介したいと思うよ。

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まずは、手帳型スマホケース
デザインは三種類で、ヒロインのラメ子と、
キャラ人気投票一位のまゆら、そして全員集合。

ここをね、三種類用意できたというのが、
まず大きい!こすずめ先生よく頑張った!

デザインの方向性は、沢山既製品も参考にしつつ、
キャラ単体でいくのか、デザイン重視でいくのか、
単体の場合誰をチョイスするのか云々と、
最初に大きく悩むところだった。

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(提案用に作成した資料より抜粋。
大きく悩んでいる様子がうかがえる)


内心、複数種類があったらいいなとは思っていたけど、
折しも彼女は多忙な時期、多くを望むのは酷だ。
にも関わらず、結果ベストを尽くしてもらった。
キャラ単体で最も要望が多いであろう二人と、
サークラを箱推ししてくれている方々向けのデザイン、
この三種類の選択肢を用意できたのは理想的だ。

イラストもね、改めて俺が言うまでもないけど、
それぞれ魅力的だよ。所有する楽しさはお墨付きだ。

この手帳型スマホケースがストレートだとすると、
次のトートバックは変化球だ。

cf4.jpg

しかも、かなり内角をえぐるキレのある変化球。

最初にグッズとしてトートバックを提案された時、
俺は正直迷った。もっと正直に言うと、
「トートバックっているか……?」と思った。
でも、いるいらないを俺が決めつけても前進しない。
どうしたら読者にとって魅力的な商品になるか、
ちゃんと文脈をつけることにした。

そこで閃いたのが、戦利品用というアプローチ。
普段使いのバックなど、誰だって持っている。
だったら、ここはサークラらしさを、
キャラでも文字でも全力でアピールすべきだ。
そうでないと、サークラでやる意味がないものね。

結果、可愛いまゆらと、迫力ある文字デザインが、
絶妙なギャップを生んでいると思います。
結構話題にもしてもらっていて嬉しい限りだ。

cf5.jpg

そして、最後はグッズの定番Tシャツ
これも定番であるが故に難しかったけど、
俺としてはアプローチの方向性は明確で、
版画としても楽しめることを重視しています。

なかなかね、普段使いとはいかないでしょうよ。
家で寝間着に、というのも限定的すぎる。
となれば、Tシャツをただ衣類としてではなく、
イラストを楽しむためのキャンバスにしたらいい。

常々言っている通り、イラストの魅力は、
サークラの大きなアピールポイントだ。
それを、普段のアプリなどの画面ではなく、
このTシャツというキャンバス上で楽しむのは、
また違った価値が提供できると感じている。
肝心のイラストも、第一部のキャラが大集合した、
色鮮やかでメモリアルな仕上がりになっているしね。


価格も、相場を大きく逸脱することなく、
極端な負担を強いることもない構成だと思う。
支援欲しさに極端な方法をとってしまっては、
それこそ作品を盾にしたカツアゲだからね。
あくまで、作品に寄り添ったプランにしたかった。

一方で、ここまでアピールしまくったものの、
支援が集まらなかった場合は、全て水の泡。
ある程度欲を持たないといけないのも事実。

これを書いている時点では丁度2/3か……
スタートダッシュがあって、そして今回、
イラスト公開でブーストをかけられるか、
そして、11/20の締め切りまで走っていけるか。
覚悟はしていたけど、ヒリヒリする話だよ。

しかし、こうして挑戦することは、
やっぱりすごくいい経験になるというのは、
改めて感じている次第だね。
そこはもう、一足先に感謝したい。
今まで漠然としてしか理解していなかった
クラウドファンディングの本質が見えてきた。
今後の創作にも生かせる知見だ。

そこは、企画終了後の総括で語るとして、
今回はグッズのアピール回ということで、
ぜひね、隅々まで眺めていただけたら幸いです。



posted by サコタヤスユキ at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年10月15日

CAMPFIRE×GANMA!に寄せて【序】

このページをPCでご覧の方は、右の辺りにね、
見慣れないパーツがあることにお気づきでしょう。

でも、世はスマホ全盛時代だから、
いきなり本文中にもブチ込みます!



はい!GANMA!×CAMPFIREで
“サークルクラッシュ!”の
グッズ化企画がスタートしています!


CAMPFIRE、俺も前から気にはなっていた、
今話題のクラウドファンディングサイトだ。
クラウドファンディングを一言で説明すると、
「こういうことがやりたいからお金をちょうだい」
というサービスのことだね!

一言で言い過ぎだね!!

でも、それ以外の形容の仕方はないと思うよ。
今回で言ったら、
「サークラのグッズを作りたいからお金をちょうだい」
ということだもの。
そして、支援してくださった方には、
(支援金額が目標に届いたら)リターンとしてグッズが届く。
すっごくシンプルな仕組みだ。

しかし、いざ挑むとなるとね!
そうシンプルには考えられないよ!


何せお金が絡むことだもの、ナーバスにもなる。
しかも、さらっと書いたけど、クラウドファンディングの肝は、
目標金額がある、というところにある。
今回の企画で言ったら、30万円。
その数字に届かなかったら、支援者には返金、
グッズの制作はなしだ。そこまでいかに準備していようとね。

シビアだよ。だって、グッズは簡単に売れないもの。
これは、サークラだからという話ではない。
今は作品過多の時代、消費の機会はいくらでもある。
その中で選ばれることの難しさは、どの作品だって抱えている。
それに、友人にグッズ関係の仕事をしている人が複数人いるけど、
一様に「売れないと思って臨むべき」と言っていた。

でも、だからって最初から諦める訳にはいかない。
簡単には売れないという状況をしっかり自覚した上で、
それでも読者の皆様に必要としていただける、
手に取った時に幸せになれるグッズを作って、
全力で届ける努力をしないといけない。

だから、この企画の打ち合わせは、
普段の原稿の打ち合わせ以上に、ぶつかったね。
何せ、俺たちの上には二つのクライアントがいる。
GANMA!、CAMPFIRE、双方に都合がある。
当然、その都合は一番に受け入れないといけない。
そこを無視するなら、同人でやれというハナシだ。

でも、だからと言って、全て迎合するだけでも駄目だ。
前述したように、いかに読者を喜ばせるかにおいて、
自分が正しいと思うことを主張すべき時もある。
「先方の担当者か編集長を呼んで下さいよ。
直接間違いを指摘しますから」
と、担当編集の方に、
とてつもなく面倒なセリフを吐いたこともある。
俺も相当熱くなっていた……申し訳ないことをしたよ。

だけど、そこまで先方の都合と、こちらの都合を、
納得いくまで戦わせた結果、最終的には、
サークラらしい結果にたどり着けたと思っているよ。

まだイラストは公開になっていないけど、
きっとご満足いただけるはずだ。
その点においては、経過に裏打ちされた自信がある。

自信はある、けど一方でやっぱり恐怖もあるよ。
明確に数字でしか結果が出ない企画だからね。
そこに頑張ったで賞もクソもない、成か否しかない。

書いている現時点では、支援金額は12万円、
この数字だけ見ると達成に近づいているようだが、
俺はそうは思わない。何一つ楽観視できない。

支援は3千円から可能なのだけど、現時点では
12人から1万円ずつのご支援をいただいている。
殆ど情報が出ていない時点でのこのご支援は、
つまり「お前らがやるなら支持するぜ」という、
(自分で言うのはおこがましいが)
ファンとしての行為だ。

すぐ支援下さった方々に、ものすごく感謝している、
有難いのは大前提とした一方で、意識すべきだ。
1人が1万円を出すコンテンツと、
10人が千円を出すコンテンツ、どちらが強いのか。

俺は、後者だと思っている。

重ね重ね、前者に価値がないと言っているのではない。
というよりも、前者のような熱を維持するためにも、
後者のような広い支持を広げていかないと、
作品はいつか行き詰る。これは、絶対。

どちらの支持もないと、作品は生きていけない。
優劣をつけるような言い方は、俺の表現力不足だね。
ただ、サークラに足りていないのは、
後者だという自覚から出た言葉だと思って下さい。

今からでも、いや、こういう企画がある今こそ、
もっと作品の周知に努めて、
(3千円も決して少額とは思わないけど)
10連ガチャ1回分ぐらい支援してやるか、
ちょうどスマホケース欲しかったし、
ぐらいのライトな感覚で課金いただけたなら、
サークラはもっと強い作品になっていけるはずだ。

勿論、ガッツリと作品を好きになってもらって、
ババンと最高額支援いただくことだって求めていく。
大切なのは、どちらの意識も欠かさないこと。
そして、支援いただいたからには、
必ず報いていくという気持ちで、努力すること。


あくまで本筋は作品そのもの、言うまでもない。
そこに関しては、連載100話を突破した今、
新たに熱い支持を沢山いただけている。
その熱をしっかり持続させた上で、
脇をグッズ化企画で固めることができたら、
読者の方にもきっと力強さを感じていただけるはずだ。

何分初挑戦のことで、冒頭こそ軽くボケたものの、
重たい文章になってしまって申し訳ない。
でも、偽らざる気持ちを示すことも、
支援をあおぐ上での一つの礼儀だと思うから。

今後もイラストの公開や、支援の経過などを受けて、
できるだけブログを更新していきます。
どうか応援よろしくお願いしますね!
posted by サコタヤスユキ at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年08月28日

今の自分にできること


先日は、復興支援のために熊本旅行に行った話を書いた。
今回はその後編になります。

そもそも前後編だということを初めて言ったけど。

前回書いた部分は、極めて個人的なこと、
少しオーバーな表現になるけど、過去への贖罪が大きい。
でも、俺は欲張りだからね、行動にもっと意味をもたせたい、
今の自分にできることを、見出してみたかったの。

その答えが、拙作“サークルクラッシュ!”に、
修学旅行先として熊本を登場させるということ。


修学旅行編をこの時期にやることは、
実は連載開始前の段階から決めていた。
しかし、行き先までは決めていなかった。
無難に京都辺りにするか、はたまた北海道か沖縄か、
そしたら取材はどうするのか、資料で済ませるのか、
あれこれ悩む中で、俺は唐突に思いついた。

「熊本を出したら、被災した地元の読者さんが、
喜んでくれるかも知れない」
と。

正直、随分と思い上がった発言だ。
自分たちの作品が誰かを幸せにできる、何様のつもりだろう。
でも、そもそも誰も幸せにできない作品に存在価値はない。
そして、俺には思い上がりだけではない確信もあった。

それは、以前“サークルクラッシュ!”で、
架空のアニメの聖地として新潟を出した際に、
地元の読者さんがすごく喜んでくれたという事実。
この事実、実績があるというのは大きかった。
だから俺は、実験でも挑戦でもなく、
必ず結果を出す
という、強い気持ちで臨むことができた。

しかし、実際はメチャクチャ大変だったね!
主に俺がマキシマムバカなせいで!


前回も書いた通り、俺は東京での報道がなくなったことで、
復興がそれなりに完了していると勘違いしていた。
だから、やっぱり阿蘇山は外せないよな、とか、
南阿蘇水の生まれる里白水高原駅って駅名長すぎ、とか、
滝とか橋とかいいよね、吊り橋効果でロマンス展開、とか、
観光サイトを眺めながらあれこれ夢想していたのだけど、
まだ観光地も鉄道も復旧してないから!

そのことを知ったのは、何とビックリ、
阿蘇の宿に向かう送迎車の中。

何とかね、阿蘇まではたどり着いていたの。
日に数本のバスで、熊本の市街地から二時間かけて。
でも、そのバスがまさかの唯一の交通手段、
(俺が行った7月上旬の段階では)車でもない限り、
まだ阿蘇を巡ることは、観光的に極めて難しい。

その事実もあって、宿のスタッフは俺にこう言ったよ。

「正直、何をしに来たのかと思いました」

メッチャ正直!でも、確かにその通り!
男一人が平日に車もなく、明らかに観光目的で、
でもまだ観光はできない地に来る意味は分からない!

自分の考えの浅さ、無計画ぶりに、
さすがの俺も深く落ち込みましたよ。
せっかくの豪勢な夕飯も、殆ど味は覚えてないぐらい。
何せ、現実問題しっかりネタ数も確保しないと、
原稿に支障がでる。スケジュールもギリギリだ。

しかし!ここで諦めては何にもならない!
俺は部屋に戻ってから、行程を全て立て直した。
まず、翌朝またすぐにバスで市街地に戻り、
市街地から行ける範囲の観光地をピックアップ、
何とか見通しを立てることができた。

だけど、本当に甘かった。その一言に尽きる。
そして、こうした被災地の現状を知って、
正直悩みもしたよ。果たして、やっていいのかと。
もしかしたら嫌な気持ちになる人もいるのではないか、
まだ早いのではないかってね。
いわゆる、自粛というものだ。

でも、元々創作物は誰かを幸せにできる一方で、
必ず誰かを不幸にもしてしまう側面もある。
人の心に作用するというのは、そういうことだ。
それに、まだ早いというなら、いつならいいのか。
明確な基準などどこにもない、誰も知らない。

だったら、怯えることが正解なはずないよね。
誰かを幸せにできる可能性があるなら、
そこに向かって誠実に全力を尽くすしかない。
自粛することが全て間違っているとは言わないけど、
少なくとも、今俺がすべきことではない。

そして、しっかり言っておきたいのは、
俺は別にお堅い使命感をもっていた訳ではなく、
ちゃっかり楽しみ尽くしたということ。
何せ、一人旅ではあったけど、俺は行く先々で、
常にキャラクターたちと一緒だったから。

ああ、あいつなら絶対こういうことするな、とか、
すごく自然にイメージできて、楽しかった。
何一つ、ここでこういうことをしろなどと、
俺の都合を押しつける必要はなかった。

その楽しさ、ポジティブさをこそ、
広く届けたい。届いたらいいなと思っていた。
そして、修学旅行編は先週から公開になったけど、
ありがたいことに沢山の反応をいただいている。
俺の願いは、確かに叶っているよ。

熊本の地元の人には、地元の人ならではの、
そういう縁がない人にも、いつも通りの面白さを

どちらも100%で、何ら偏ることなく、
作品をお楽しみいただくことができていると思う。

俺が何をどう頑張ったかなど、
作品の評価には一切関係ないけど、
個人的な思いとして、努力が形になって、
望む結果に繋がったというのは、
本当に嬉しいし、すごい経験値になったよ。

そして、この結果をもたらしたのは、
言うまでもなく俺だけの力ではない。
GANMA!というアプリが、順調にDL数を伸ばし、
高いアクティブ率を誇っていたからこそ、
大勢の地元の人に届けることができた。

作画にしてもそうで、写真を落とし込み、
キャラと馴染ませるという行程は、
通常の回とは違う難しさがある。
でも、作品の世界観を損なうことなく、
むしろ相乗効果を発揮する作画になっている。

こういう環境を生かす、周りに頼ることも含めて、
今の自分にできる精一杯ができたよ。
もちろん、まだまだ至らないところはある。
それは創作面だけでなく、今回の旅一つとっても、
あまりに間抜けだったのは事実だからね。
この経験から学び、成長しないといけない。

随分長く書いてしまったけど、結論はもう、
お分かりの通り、たった一つです。
ぜひ“サークルクラッシュ!”を読んで下さい。

http://ganma.jp/ccrash


ああだこうだ言っても、届かないと意味がない。
現状ある程度届いた、ならば次にやることは一つ、
もっともっと大勢の人に届けていく。
その結果大勢の人と一緒に楽しむ自信はあるからね。

そして、最後にもう一つ。
今回は復興の具合もあって巡ることができなかったけど、
俺は向こう数年の内に必ず阿蘇を観光するよ。
できなくて本当に悔しかったもの。
だから、復興に従事している方々、地元の人々、
今はまだ大変なことも多いと思うけど、
いつか一緒に楽しい時間を過ごしましょうね。


○GANMA!公式HP
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posted by サコタヤスユキ at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記