2017年10月13日

“サークルクラッシュ!”連載終了に寄せて


“サークルクラッシュ!”の最終回更新から一週間
ということで、遂にこのタイトルでブログを書く時が来ましたね。

前回のブログでは、最終回更新直前の心境を吐露しましたが、
本当に終わってしまったらどうなるかというのは、
実際体験してみるまで分からない、未知の感覚でした。
きっと複雑な感情が沢山押し寄せてくるに違いない
俺はその感情をしっかり御せるだろうかという緊張感もありました。

でも、いざ最終回を公開し、それを実際に自分で読み、
皆様からのリアクションを目の当たりにした結果、
胸に去来した感情は、たった一つしかなかったよ。

それは、貴方への感謝です。それしかない。

ただただ、感謝の想いしか浮かばなかった。
言い方は悪いけど、拍子抜けするほどシンプルに、
関わった全ての人への感謝で胸がいっぱいになった。


まず第一に、ご覧いただいた読者の皆様。
いつも熱い応援、本当にありがとうございました。
もしかしたら、果たして自分の応援は届いているのか、
声を上げたところで大勢の中に埋もれるだけではないか、
そう思うこともあったかも知れませんが、違いますよ。
サークラが無事完結できたのは、貴方の応援のおかげです。

勿論原作者として、完結までの道筋は立てていました。
三年以上前からずっと。でも、そこにたどり着くためには、
貴方の応援の力が絶対的に不可欠だった。
もし満足のいく結果を出せなかったら、
サークラはここに辿り着けずに終わっていたでしょう。

だから、ありがとうと言っていただけているけど、
本当はありがとうと言うのはこっちの方だよ。


ちなみに、同じようなことをね、
先日西武ドームで開催されたAqoursの2ndライブで、
伊波杏樹さんが言っていたよ。つまりそのパクリです。

……って、こういう照れ隠しも良くないか。
パクリではなく、驚くほどその気持ちが分かるの。
ここまで純粋な気持ち、自分でもそう味わったことはないよ。

一人一人の力というのは、貴方が思っている以上に、
作品を前進させ、作者を勇気づけています。
どうか、これはサークラに限らずですが、
好きなものは好きだと、大きな声で言ってあげて下さい。
その力は世界を変え得るものだと、俺が保証します。


次に、GANMA!運営のコミックスマートの皆様。
こうして作品を発表する場を与えていただいただけでなく、
イベントやグッズ化、他アプリとのコラボなど、
沢山のチャレンジの機会を下さったこと、
本当にありがたく思っています。

時には緊張もしましたよ。いや、常にかな。
何と言っても全てが初体験だったから。
でも、常に緊張しながらも全力を尽くせたことは、
こうして言葉にしなくとも、伝わっていると思います。
そこは、俺自身確かに誇りに思っているし、
この運営とだからこそできたことだと感じています。

最高の運営ですよ。お世辞ではなく。
と言うか、俺は初期の頃から、
アプリ使いづらいから自分で解説ブログ書こ!
みたいなことをやっちゃうタイプですから、
今更お世辞とか言わないです。意味がない。
GANMA!がこうして人気アプリになったのは、
ユーザー一人一人に寄り添う真摯な運営の賜物。
その姿勢には、俺も多大な影響を受けています。

担当いただいた編集さん達にも、本当にお世話になりました。
初代担当のT氏は、持ち前の底抜けの明るさで、
サークラが持つ雰囲気の土台を築き、
二代目担当のY氏は、超パワフルな推進力で、
作品を内外から盛り上げ、勢いを加速させ、
三代目担当のM氏は、作品に優しく寄り添い、
共に愛を持って完結まで歩み切ってくれました。

誰が欠けても、この作品は成立しなかったでしょう。
共にサークラを作り上げてもらったこと、感謝しています。
もっとも、全員何かしらのタイミングで、
俺のことは「面倒な奴だな!」と思ったでしょうが(笑)
自分で言うのも何ですが、なかなか頑固者ですからね。
でも、ただぶつけるだけでなく、ぶつかり合ってくれたことで、
作品を高めることができたのではないかと思っています。


そして何より、やっぱりこすずめさん。
大きな声で言いたい。彼女はすごい人です!
心から尊敬できるクリエイターですよ。

前からこちらをご覧の方はご存知の通り、
元々はね、俺が作演出を務める芝居に、
役者として出てもらったのが関わりの始まりだった。
そこから何だかんだ苦労を共にしたりして、
原作の依頼をもらった訳だけど、つくづく思う。
彼女とでなかったら、俺は原作者という立場を
全うすることができていたかどうか分からない。


彼女は妥協をしない。俺のお気に入りの案であろうと、
面白いと感じなかったものは一蹴してくる。
でも、人に言うだけではなく、自分が大変な時期でも、
常に作品のクオリティの向上に努めてくれた。
最終回のフルカラーが、まさに好例でしょう。
あれは、俺も編集さんも指定していないですからね。

そして、俺のふわっとしたアイデアに対しても
理解力があるから、確かな形にしてくれる。
俺自身、彼女から送られてくる原稿が楽しみで、
一読者としてもサークラを楽しむことができました。
本当に、助けられたことばかりです。

ぶっちゃけ、よく分からない人でもあるし、
俺とは似ても似つかない変なコンビなのだけど、
根っこの部分の矜持、作品愛は共にできていたはず。
だからこそ、いい作品が作れたのだと思います。


本当にね、語り出すときりがない。
何と言っても三年半分の想いですから、
どこまで感謝したって、し切れるものでもないよ。

そして、この感謝をどう活かしていくかと言ったら、
それは間違いなく、次の創作でしょう。
ありがとうの次の言葉が、さようならでは意味がない。
取り分け、俺にはものを作る意思がある。
何より、まだ必要としていただけているなら、
やるべきことはあまりにも明白だ。

事実、サークラは本当に沢山の応援をいただき、
沢山のことを成し遂げさせてもらった一方で、
できなかったことも沢山ある。

正直言ってしまうと、終わって一息ついた今、
もう何ができたかを意識することはないです。
それよりも大事なのは、できなかったこと。
俺にはまだまだ足りないものが多すぎる。
もっと多くの人の期待に応え、より力強く、
面白い創作をしていきたい。しないといけない。


感謝の言葉をただ口にして、いい雰囲気にして、
それでおしまいというのは俺には無理だね。
やっぱり、もっと上を目指したい。目標は遥かに遠い。
こうして一つ確かな満足感は味わわせてもらったけど、
憧れは次の憧れを生む。震えるような高みへと、
夢は夢を超えていくものだから。


ちなみに、これはアイカツスターズ!3期OPの
STARDOM!の歌詞から丸パクリな訳ですが。


でも、まさにこの心境だから仕方ないよ。
俺はもっといい景色を見たいし、見せたい。
その挑戦が怖くないと言ったら嘘になるけど、
絶対に立ち止まりたくないから。

だから、終わりに寄せた文章の締めには相応しくないけど、
どうかこれからもよろしくお願いします。
貴方がくれた力に、俺は必ず意味を持たせる。
そう約束します。まだまだ一緒に、楽しみましょう。


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2017年10月05日

“サークルクラッシュ!”最終回直前に寄せて


半年ぶりのブログ更新ですか。
誕生日以来、この半年もあっという間だったな。

大きな変化と言ったら、そうですね、
体重が10キロ減りました。
でも、今回の更新には関係ない話題ですね。
あ、別に病気ではないですよ?むしろ健康ですし、
強くならないといけないと思って過ごしている結果です。

そういう意味では、全く関係ない話題ということでもないか。
この1ヵ月は、特に自分の弱さと戦っていたから。
そう。タイトルにも記した通り、“サークルクラッシュ!”が、
いよいよ数時間後の更新で最終回を迎えます。

このことを発表したのが、1ヵ月前。
事前に告知をしたのは色々と配慮あってのことだけど、
まさかここまでの反響があるとは思っていなかったよ。
反響と言うか……終わりを悲しむ人の数に、正直面食らった。

今までね、まったくしたことがない体験だったから。
3年半も一つの作品と付き合うことも、
目の前にいない大人数に作品に触れてもらうことも。


長く付き合った作品を、もう書かなくなる。
生活(人生)の中で確かな柱の一本を失うと思うと、
何だかものすごく心身が揺らいだ。
憂鬱に飲み込まれてはいけないと、美味しいものを食べたり、
好きな作品の聖地巡礼をしたり、必死に心を養った。
いかに自分がサークラを中心に生活していたか実感したよ。

そして、終わりを悲しむ人の声にも、揺らいだ。
あくまでね、悲しんでいただくということは、
それだけ作品を愛していただいたということだから、
本来とてもありがたいことだよ。感謝しかない。
でも、一方で今この瞬間、確かにここにある悲しみの量を、
なかなか上手に受け止めることができなかった。

作劇論で考えると、間違いなくサークラは、
今終わっていい、今終わるのが一番いい作品です。
しっかりとピークアウトさせ、熱量と必然性を保ったまま、
丁寧にソフトランディングしてきました。
ありがたいことに、多くの人にも愛されています。
人気のある内に、綺麗に終わることができるタイミングです。

でも、そんなの関係ないんでしょうね。

いや、そりゃそうだ。俺だってそうだった。
好きな作品の最終回とか憂鬱で仕方なかったよ。
作劇論?知るかよ!感情論でイヤなものはイヤだ!
その気持ちの方が、むしろ分かります。

沢山の意見の中で、何だか感心してしまったのが、
「駄作になってもいいから、ずっと引き伸ばして、
私が飽きるまで続けてほしい」
という感じのコメント。
ああ、全部分かっているのだなと。
分かった上で、わがままを言いたくて仕方ない。
そのぐらい、強い想いをもってくださっているのだなと。

だから、俺も強い想いをもってこれに応えるよ。
「いいや、貴方のためにも終わるよ!」と!
作劇論だけじゃない。俺は感情論でも、心でも、
この終わりを正しいものだと信じている。

物語も人と同じ、必ず然るべき寿命がある。
それを無理やり引き伸ばしてみても、
キャラクターを不幸にするだけだ。
そこに、俺は勿論、誰の何の都合も介在する余地はない。

それにね、確かに全員が飽きるまで続けたら、
もしかしたら最終回を悲しまれることはないかも知れない。
でも、同時にそれは、誰の心にも残らない作品
なってしまったことを意味しているから。
そうなってしまうのは、やっぱり嫌だよ。

先日編集さんから、あるストアコメントを紹介いただいた。

スクリーンショット 2017-09-29 13.10.49.png

GANMA!のコメント欄は逐一読ませてもらっているけど、
アプリのストアコメントまではなかなかチェックできないから、
本当に新鮮で驚いたし、何より嬉しかったね。
変な表現になるけど、ステマでもこんな文章は書けないよ。
自分も作家だから分かる、いかにこの言葉が切実かぐらいは。

だから、俺自身確かに終わることに対して揺らぎもしたし、
悲しみの声に対して上手く返すことができなかったけど、
この一ヵ月間向き合いに向き合い続けて、
ようやく今辿り着いた思いを、ここに叫ぶことで回答としたい。

「ありがとう!!俺も貴方も大丈夫!!」

ここまで作品を強く愛し、
その思いをわざわざコメントで届けてくれる。
それはつまり、貴方に「作品を愛する力」があるということ。
これは他の読者さんもそうだよ。誰にでもある力じゃない。
この力がある限り、貴方は人生で沢山の素敵な作品に、
今後も必ず出会うことができます!

そして、俺はサークラがその一つになれたこと、
作品を愛する力を養う作品になれたことを、
この上なく嬉しく思っています!

悲しみが愛しさに変わる日は、
もしかしたらすぐには来ないかも知れない。

でも、思春期に出会った作品は特別だから。
今の悲しみは、いつか必ず財産になる。
かつて俺を悲しませた作品がそうだったように、
貴方のその本物の悲しみは、とても尊いものになるよ。

そう言い切ることができるのは、
こうしてサークラを悔いなく描き切ることができたから。
もし後ろめたいことが一つでもあったら、こうは言わない。
だって、ちょっと思い上がったこと言ってるものね。
過去に自分が触れた傑作と、自作を同列に扱っちゃったり。
でも、そのぐらいしっかりと作りたいものを作りきって、
それが確かに届いた人が沢山いるのは、間違いないから。

だから、一緒に最後まで楽しみましょう。
今この瞬間は、間違いなく意味と価値のあるものだ。
俺は全部込めた。貴方も、全部受け取って下さい。


……と、ここまで偉そうに言ったからには、
俺もしっかり読まないとなぁ。
『マリア様がみてる ハローグッバイ』を。

いやね、祥子様が卒業しちゃうのが嫌で、
発売日に買ってからずっと読めてないの(2008年12月発売)。

ね、終わりを悲しむ人にああだこうだ言う資格とか、
一切ないってことがよく分かるよね。
でも、こういう終わり嫌いの俺が描く終わりだからこそ、
半端なことはしないと思っていただけたら幸いです。


さて、いよいよもう一時間ちょいですか。
いざ公開したら、それはそれで思うことは沢山あるだろうね。
そちらもまた、ブログで発信していきたいと思います。

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2017年03月19日

ぞろ目に気もそぞろ

誕生日なのでブログを書こうと思ったけど、
時期的に年度末ということもあって、
年末に書いたものと思うことはほぼ同じです。

と言って終わるならtwitterでいいだろ
という話なので、新年からここまでも振り返り、
少しだけ語らせてもらいましょう。

そうですね、2017年のスタートダッシュ、
驚くほど失敗しましたね。

そもそもね、ああいうある意味重い内容を、
わざわざ年末のブログに書いたのは、
自身の危うさを心底自覚していたから。

あの時はここをプロモーションの場とも言ったけど、
もう一つの大きな役割として、書くことで己の思考、
行動を前進させる、というものがある。

そういう狙いもあって、反省と決意を確かに記した。
そこに一定の成果はあったのだけど、
残念ながら完全に危うさを回避するには至らなかった。

危うさは明確な危機となり、俺は変な角度で落下、
ものすごく悪い痛め方をした、心をね。
実際、鬱と言っても大げさではなかったと思う。
不安定で、悲しい、恐怖を味わったよ。

幸い、こうして告白していることからも分かるように、
様々な助けもあって、最悪の危機は脱した。
しかし、脱しはしたものの、まだまだ油断はできない。

今回のことで分かったのは、
決意だけでは何にもならない、ということ。
年末に書いた決意は言うまでもなく本物だし、
折に触れてそういう言葉を示すことは悪いことではない。
でも、人の心というのは、そう強いものでもないよね。

だったら弱くてもいいのかというと、それも違う。
強い創作のための強い心、それを保つために必要なのは、
知識。
それによる技術、経験といった、形の確かなものだ。

どこかで俺は、知識を遠ざけることで、
自分の無知に気づかないようにしていた節がある。
賢い人の存在を知らないでいたら、
自分の愚かさにも気づくことなく、
ある意味強く、幸せに生きることができる。
皮肉でも何でもなく、そういう強さもあると思う。
しかし、それは俺の目指す強さとは違う。

俺の目指す強さのためには、気持ちだけではなく、
確かな知識を身につけないといけないということを、
今更ね、本当に今更、痛感した。
昔から勉強は大事だと言われていたけど、
そうか、だから大事なのかと実感した。

鬱を脱してから、俺は俺の在り方を再構築するため、
いくつか行動を始めている。
それが実るかどうかは、まだ分からない。

年齢もいつの間にやら33歳、気もそぞろにもなる。
でも、そこで焦りや不安に足を止めては本末転倒、
時に怖がっている場合ではないよ。
放っておいても時は流れる、だったら怖がる意味はない。
流れる時に流されるのではなく、己で歩むために、
俺は、俺の目座す強さに至るための毎日を、
過ごしていきたいと思う。

そして、最後になったけど、日々の創作と、
その創作への応援は、本当に力になりました。
創作だけではない、友達の存在もそう。
やっぱり、俺の毎日に貴方の存在は欠かせない。
ああだこうだ今回は面白くないことばかり書いたけど、
今後とも一緒に楽しく過ごしていけたら嬉しいね。


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2016年12月31日

できなかったこと

本年も大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。

と言って終わるならtwitterでいいだろ
という話なので、駆け込みで少し語ります。

大晦日ということで、やっぱり今年を振り返り、
一体自分は何ができたのか、そして、
何ができなかったのかを考えてしまいますね。
特に後者、頭を駆け巡るのは自分にできなかったこと。

何と言っても、ちょうど一年前の約束を、
目に見える形で反故にしていますから。
そこに対する申し訳なさ、情けなさはかなりのもの。
本当に、ビッグマウスはこういう時に厄介ですよ。
できなかった時のカッコ悪さがハンパない。

そう、モエプロ十周年で公演をというのは、
俺にとってやるべきことの筆頭だったし、
期待の声があったのも事実。
でも、結果としてできなかった。
いいや、もっと直接的に言うと、しなかった。

やろうと思ったらできたはずでしょう。
その時々の都合、あれやこれやを天秤にかけて、
ただ単に俺は、しないという決断をしただけだ。
それが自分と他人の期待を裏切ると知っていながらね。

このブログは、俺にとって宣伝の場であり、
セルフプロデュースの一環、つまり、
自分のいいところを見せる場だ。
だから、今年のブログ自体も、
数は少ないながら明るいものが多い。
だってそうだろう。いちいち弱音を吐いても、
挫折を見せつけても、文字通り意味がない。

しかし、その影ではどうだっただろうな。
公演ができなかったことも含めて、
私生活も決して順調とは言い難く、
やはり焦りと不安が強い一年だったと思う。
密かに筆を折りそうになったことも、あった。

では、なぜこの年の瀬にわざわざ、
こうして弱音を吐き、挫折を見せつけるのか。

決まっている。そこから這い上がる様を、
よりドラマチックに見せつけるためだ。


自作自演のようだけど、少し違うかな。
結果的に自作自演になったら万々歳だけど、
這い上がれる保証などどこにもなくて、
さらなるカッコ悪さに繋がるかも知れない、
リスクの大きな発言だものこれは。

しかし、包み隠さず明かした上で、前を向く。
それが今年味わった痛みを活かす、唯一の方法。
ネガだろうがポジだろうが関係ない、
味わった感情は一つも無駄にしたくない。
せめて、そういう選択を取りたいと思う。

できたことを改めて殊更に披露して、
できなかったことを覆い隠すのも、
一つの選択だとは思う。明るい言葉はいいものだ。
ただ、俺の性格上、それだけでは堕落するよね。
一生懸命になれなかったことがある。
その自戒を、明確な形で残しておきたい。

そして、こういう選択を取るほど、
できなかったことに打ちのめされて尚、
結局来年への望みを捨てなかった、
捨てずに済んだのは、言うまでもなく、
周りで支えてくれている皆様のおかげです。
そこはもう本当に、厄介な修辞もなく、
ただただありがとうと言わせて下さい。

改めて、本年も大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。

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2016年12月11日

CAMPFIRE×GANMA!に寄せて【急】


クラウドファンディング企画について、
序、企画のスタートを告知して、
破、グッズの詳細について解説してきましたが、
今回は急、完結編をお届けします。

企画が終了したのがもう半月以上前、
総括を書くのに随分時間がかかってしまいました。
まずこの企画の最中は気持ちが落ち着かなかったし、
企画が終わってからも、また色々とありましてね。
なかなか落ち着くことがない、師走のこの頃です。

しかし、何はなくともまずは大きな声で言いたい。

祝!クラウドファンディングサクセス!
オリジナルグッズ作成決定!


ご支援いただいた皆様のおかげです。
ありがとうという言葉を幾重にも重ねて、
心からのお礼を申し上げます。

この感謝の気持ちに、一点の偽りもない。
まずはそこをしっかりと述べておきたい。
俺は、お金の価値を知っているし、
グッズを買うという行為の重さも知っている。

物凄く強いお気持ちをいただいたと思っている。

でも、俺個人の気持ちを整理してみると、
こうして感謝し、安堵している一方で、
そうね、満足はしていないです。

ほら、もともと俺、打ち合わせの段階では、
1000%の達成を目標にしてたからさ。

……というのは半分冗談だけど、
まったくのギャグでもないよ。

今回達成した200%越えのご支援、そして、
101人からの60万円を超える支援金額、
とても大きな数字だ。立派だと思う。
一方でこの数字を、商業として見るとどうだろう。

本企画はCAMPFIREとGANMA!の共同プロジェクト、
当然関わっている人数も多い。
多くの大人が仕事として拘束されているのだ。
彼らに対して、どこまで利益をもたらせたか
そこを思うと、なかなか簡単に満足はできない。

商業作品によって為すべきことは、
まず第一にお客様を楽しませること。
次に、クライアントに利益をもたらすこと。
そして、自身も利益を得ること。
どこが欠けても、商業作品とは呼べないだろう。

だから、実は本企画に関しては当初から、
100%を達成するだけでは完全な失敗だと思っていた。

一方で、ただの集金をするのも嫌だった。
サークラの読者は若い人も多い。
金額伸ばしたさに高額なセットばかり用意しては、
そこに手が出ないということが、
彼らのテンションを下げかねない。

参加したいけどできない、そういう事態は避けたい。
だから、最小単位の三千円のスマホケースに、
一番多くの種類を用意し、目玉とした。
そして、最高単位でも一万円とし、
全部入りなどのカテゴリーは作らなかった。

「もっと高額のセットを」という声もあった。
特に企画初期はね、ご支援いただいた方も、
達成するかどうかを不安視されていたから。
問答無用で上限を出すという方々の声は、
本当にありがたかったのだけど……
安易にそういうことはさせたくなかったの。

そして、最終的に支援いただいたコースの内訳は、
最小単位の三千円が一番多数になった。
この結果に関しては、素直に誇らしいよ。

恐らく、全種類コンプリートしたい方が、
複数回申込みいただいたりもしているだろう。
延べ人数だと思う。でも、見かけの数字では一番だ。
見かけの数字が整うのは、とても大きなことだよ。

それに、複数回申込みいただいた方も、
何度も申込みの手間がかかることで、
本当に欲しいかどうかを思案する間が生じたはずだ。
俺は、そのにこそ価値があると思っている。
考える間を与えず消費させる商売など詐欺だし、
間を経てもなおコンプして下さったとしたら、
その思いはより強いものとして受け止められる。

しかしこの、できるだけ利益をもたらしたい、
だからと言って集金に徹したくはない、の狭間で、
俺は驚くほどピリピリしたね!毎日!

正直、クラウドファンディングを舐めていたよ。
支援を募って達成したら企画を実現できる、
この構図は一見双方にノーリスクのようだけど、違う。

企画者は、もし支援が目標に届かなかった場合、
自身の金銭的価値の無さを白日の下に晒される。
かけた時間は無駄になり、心的ダメージも得る。

そして、支援者にとっても、
もし自分の支援が実を結ばなかったら、
きっとガッカリしてしまうだろう。
作品に関わった結果ガッカリするという体験は、
今後作品を読む際にも、暗い影を落としかねない。

そういうリスクがあった。
あるということを、当初俺は分かっていなかった。

自分の甘さを学べただけでも、大きな収穫。
さらに、ものを買ってもらうこと、
お客様やクライアントと築くべき関係についても、
今まで以上に深く考えることができた。
お金や人、あらゆる流れが可視化されている、
クラウドファンディングだからこその学びだ。

俺は、もっともっと力をつけて、
より多くの人を楽しませたい。
そういう点では、課題が多く残った。
一方で、美学を貫いて一定の結果も得た。

できたことはできたこととしてしっかり満足し、
できなかったことに挑む動力源としたい。

そして、今回こうして目標を達成したことで、
CAMPFIRE×GANMA!が第二弾、第三弾と、
続いていったらいいなと思うよ。

先達として、最低限の責務は果たしたからね。
口癖である「場への貢献」はできたはずだ。


ご支援いただいた方に感謝し、その気持ちを力に、
作品でもって恩返ししていってみせるし、
今回都合あって参加できなかった方にも、
より作品を魅力的に感じてもらいたい。

最後に、このような機会を与えてくれた、
CAMPFIREとGANMA!にも、心からの感謝を、
随分神経質なブログだな!とお思いだろうけど、
根っこにあるのは感謝そのものなので、
そこを受け取っていただけたら幸いです。

posted by サコタヤスユキ at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年11月06日

CAMPFIRE×GANMA!に寄せて【破】


前回話題にしたクラウドファンディング企画について、
グッズの全容が明らかになりました。
そこで今回は、一つ一つ紹介したいと思うよ。

cf2.jpg
cf3.jpg

まずは、手帳型スマホケース
デザインは三種類で、ヒロインのラメ子と、
キャラ人気投票一位のまゆら、そして全員集合。

ここをね、三種類用意できたというのが、
まず大きい!こすずめ先生よく頑張った!

デザインの方向性は、沢山既製品も参考にしつつ、
キャラ単体でいくのか、デザイン重視でいくのか、
単体の場合誰をチョイスするのか云々と、
最初に大きく悩むところだった。

d1.jpg

(提案用に作成した資料より抜粋。
大きく悩んでいる様子がうかがえる)


内心、複数種類があったらいいなとは思っていたけど、
折しも彼女は多忙な時期、多くを望むのは酷だ。
にも関わらず、結果ベストを尽くしてもらった。
キャラ単体で最も要望が多いであろう二人と、
サークラを箱推ししてくれている方々向けのデザイン、
この三種類の選択肢を用意できたのは理想的だ。

イラストもね、改めて俺が言うまでもないけど、
それぞれ魅力的だよ。所有する楽しさはお墨付きだ。

この手帳型スマホケースがストレートだとすると、
次のトートバックは変化球だ。

cf4.jpg

しかも、かなり内角をえぐるキレのある変化球。

最初にグッズとしてトートバックを提案された時、
俺は正直迷った。もっと正直に言うと、
「トートバックっているか……?」と思った。
でも、いるいらないを俺が決めつけても前進しない。
どうしたら読者にとって魅力的な商品になるか、
ちゃんと文脈をつけることにした。

そこで閃いたのが、戦利品用というアプローチ。
普段使いのバックなど、誰だって持っている。
だったら、ここはサークラらしさを、
キャラでも文字でも全力でアピールすべきだ。
そうでないと、サークラでやる意味がないものね。

結果、可愛いまゆらと、迫力ある文字デザインが、
絶妙なギャップを生んでいると思います。
結構話題にもしてもらっていて嬉しい限りだ。

cf5.jpg

そして、最後はグッズの定番Tシャツ
これも定番であるが故に難しかったけど、
俺としてはアプローチの方向性は明確で、
版画としても楽しめることを重視しています。

なかなかね、普段使いとはいかないでしょうよ。
家で寝間着に、というのも限定的すぎる。
となれば、Tシャツをただ衣類としてではなく、
イラストを楽しむためのキャンバスにしたらいい。

常々言っている通り、イラストの魅力は、
サークラの大きなアピールポイントだ。
それを、普段のアプリなどの画面ではなく、
このTシャツというキャンバス上で楽しむのは、
また違った価値が提供できると感じている。
肝心のイラストも、第一部のキャラが大集合した、
色鮮やかでメモリアルな仕上がりになっているしね。


価格も、相場を大きく逸脱することなく、
極端な負担を強いることもない構成だと思う。
支援欲しさに極端な方法をとってしまっては、
それこそ作品を盾にしたカツアゲだからね。
あくまで、作品に寄り添ったプランにしたかった。

一方で、ここまでアピールしまくったものの、
支援が集まらなかった場合は、全て水の泡。
ある程度欲を持たないといけないのも事実。

これを書いている時点では丁度2/3か……
スタートダッシュがあって、そして今回、
イラスト公開でブーストをかけられるか、
そして、11/20の締め切りまで走っていけるか。
覚悟はしていたけど、ヒリヒリする話だよ。

しかし、こうして挑戦することは、
やっぱりすごくいい経験になるというのは、
改めて感じている次第だね。
そこはもう、一足先に感謝したい。
今まで漠然としてしか理解していなかった
クラウドファンディングの本質が見えてきた。
今後の創作にも生かせる知見だ。

そこは、企画終了後の総括で語るとして、
今回はグッズのアピール回ということで、
ぜひね、隅々まで眺めていただけたら幸いです。



posted by サコタヤスユキ at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年10月15日

CAMPFIRE×GANMA!に寄せて【序】

このページをPCでご覧の方は、右の辺りにね、
見慣れないパーツがあることにお気づきでしょう。

でも、世はスマホ全盛時代だから、
いきなり本文中にもブチ込みます!



はい!GANMA!×CAMPFIREで
“サークルクラッシュ!”の
グッズ化企画がスタートしています!


CAMPFIRE、俺も前から気にはなっていた、
今話題のクラウドファンディングサイトだ。
クラウドファンディングを一言で説明すると、
「こういうことがやりたいからお金をちょうだい」
というサービスのことだね!

一言で言い過ぎだね!!

でも、それ以外の形容の仕方はないと思うよ。
今回で言ったら、
「サークラのグッズを作りたいからお金をちょうだい」
ということだもの。
そして、支援してくださった方には、
(支援金額が目標に届いたら)リターンとしてグッズが届く。
すっごくシンプルな仕組みだ。

しかし、いざ挑むとなるとね!
そうシンプルには考えられないよ!


何せお金が絡むことだもの、ナーバスにもなる。
しかも、さらっと書いたけど、クラウドファンディングの肝は、
目標金額がある、というところにある。
今回の企画で言ったら、30万円。
その数字に届かなかったら、支援者には返金、
グッズの制作はなしだ。そこまでいかに準備していようとね。

シビアだよ。だって、グッズは簡単に売れないもの。
これは、サークラだからという話ではない。
今は作品過多の時代、消費の機会はいくらでもある。
その中で選ばれることの難しさは、どの作品だって抱えている。
それに、友人にグッズ関係の仕事をしている人が複数人いるけど、
一様に「売れないと思って臨むべき」と言っていた。

でも、だからって最初から諦める訳にはいかない。
簡単には売れないという状況をしっかり自覚した上で、
それでも読者の皆様に必要としていただける、
手に取った時に幸せになれるグッズを作って、
全力で届ける努力をしないといけない。

だから、この企画の打ち合わせは、
普段の原稿の打ち合わせ以上に、ぶつかったね。
何せ、俺たちの上には二つのクライアントがいる。
GANMA!、CAMPFIRE、双方に都合がある。
当然、その都合は一番に受け入れないといけない。
そこを無視するなら、同人でやれというハナシだ。

でも、だからと言って、全て迎合するだけでも駄目だ。
前述したように、いかに読者を喜ばせるかにおいて、
自分が正しいと思うことを主張すべき時もある。
「先方の担当者か編集長を呼んで下さいよ。
直接間違いを指摘しますから」
と、担当編集の方に、
とてつもなく面倒なセリフを吐いたこともある。
俺も相当熱くなっていた……申し訳ないことをしたよ。

だけど、そこまで先方の都合と、こちらの都合を、
納得いくまで戦わせた結果、最終的には、
サークラらしい結果にたどり着けたと思っているよ。

まだイラストは公開になっていないけど、
きっとご満足いただけるはずだ。
その点においては、経過に裏打ちされた自信がある。

自信はある、けど一方でやっぱり恐怖もあるよ。
明確に数字でしか結果が出ない企画だからね。
そこに頑張ったで賞もクソもない、成か否しかない。

書いている現時点では、支援金額は12万円、
この数字だけ見ると達成に近づいているようだが、
俺はそうは思わない。何一つ楽観視できない。

支援は3千円から可能なのだけど、現時点では
12人から1万円ずつのご支援をいただいている。
殆ど情報が出ていない時点でのこのご支援は、
つまり「お前らがやるなら支持するぜ」という、
(自分で言うのはおこがましいが)
ファンとしての行為だ。

すぐ支援下さった方々に、ものすごく感謝している、
有難いのは大前提とした一方で、意識すべきだ。
1人が1万円を出すコンテンツと、
10人が千円を出すコンテンツ、どちらが強いのか。

俺は、後者だと思っている。

重ね重ね、前者に価値がないと言っているのではない。
というよりも、前者のような熱を維持するためにも、
後者のような広い支持を広げていかないと、
作品はいつか行き詰る。これは、絶対。

どちらの支持もないと、作品は生きていけない。
優劣をつけるような言い方は、俺の表現力不足だね。
ただ、サークラに足りていないのは、
後者だという自覚から出た言葉だと思って下さい。

今からでも、いや、こういう企画がある今こそ、
もっと作品の周知に努めて、
(3千円も決して少額とは思わないけど)
10連ガチャ1回分ぐらい支援してやるか、
ちょうどスマホケース欲しかったし、
ぐらいのライトな感覚で課金いただけたなら、
サークラはもっと強い作品になっていけるはずだ。

勿論、ガッツリと作品を好きになってもらって、
ババンと最高額支援いただくことだって求めていく。
大切なのは、どちらの意識も欠かさないこと。
そして、支援いただいたからには、
必ず報いていくという気持ちで、努力すること。


あくまで本筋は作品そのもの、言うまでもない。
そこに関しては、連載100話を突破した今、
新たに熱い支持を沢山いただけている。
その熱をしっかり持続させた上で、
脇をグッズ化企画で固めることができたら、
読者の方にもきっと力強さを感じていただけるはずだ。

何分初挑戦のことで、冒頭こそ軽くボケたものの、
重たい文章になってしまって申し訳ない。
でも、偽らざる気持ちを示すことも、
支援をあおぐ上での一つの礼儀だと思うから。

今後もイラストの公開や、支援の経過などを受けて、
できるだけブログを更新していきます。
どうか応援よろしくお願いしますね!
posted by サコタヤスユキ at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年08月28日

今の自分にできること


先日は、復興支援のために熊本旅行に行った話を書いた。
今回はその後編になります。

そもそも前後編だということを初めて言ったけど。

前回書いた部分は、極めて個人的なこと、
少しオーバーな表現になるけど、過去への贖罪が大きい。
でも、俺は欲張りだからね、行動にもっと意味をもたせたい、
今の自分にできることを、見出してみたかったの。

その答えが、拙作“サークルクラッシュ!”に、
修学旅行先として熊本を登場させるということ。


修学旅行編をこの時期にやることは、
実は連載開始前の段階から決めていた。
しかし、行き先までは決めていなかった。
無難に京都辺りにするか、はたまた北海道か沖縄か、
そしたら取材はどうするのか、資料で済ませるのか、
あれこれ悩む中で、俺は唐突に思いついた。

「熊本を出したら、被災した地元の読者さんが、
喜んでくれるかも知れない」
と。

正直、随分と思い上がった発言だ。
自分たちの作品が誰かを幸せにできる、何様のつもりだろう。
でも、そもそも誰も幸せにできない作品に存在価値はない。
そして、俺には思い上がりだけではない確信もあった。

それは、以前“サークルクラッシュ!”で、
架空のアニメの聖地として新潟を出した際に、
地元の読者さんがすごく喜んでくれたという事実。
この事実、実績があるというのは大きかった。
だから俺は、実験でも挑戦でもなく、
必ず結果を出す
という、強い気持ちで臨むことができた。

しかし、実際はメチャクチャ大変だったね!
主に俺がマキシマムバカなせいで!


前回も書いた通り、俺は東京での報道がなくなったことで、
復興がそれなりに完了していると勘違いしていた。
だから、やっぱり阿蘇山は外せないよな、とか、
南阿蘇水の生まれる里白水高原駅って駅名長すぎ、とか、
滝とか橋とかいいよね、吊り橋効果でロマンス展開、とか、
観光サイトを眺めながらあれこれ夢想していたのだけど、
まだ観光地も鉄道も復旧してないから!

そのことを知ったのは、何とビックリ、
阿蘇の宿に向かう送迎車の中。

何とかね、阿蘇まではたどり着いていたの。
日に数本のバスで、熊本の市街地から二時間かけて。
でも、そのバスがまさかの唯一の交通手段、
(俺が行った7月上旬の段階では)車でもない限り、
まだ阿蘇を巡ることは、観光的に極めて難しい。

その事実もあって、宿のスタッフは俺にこう言ったよ。

「正直、何をしに来たのかと思いました」

メッチャ正直!でも、確かにその通り!
男一人が平日に車もなく、明らかに観光目的で、
でもまだ観光はできない地に来る意味は分からない!

自分の考えの浅さ、無計画ぶりに、
さすがの俺も深く落ち込みましたよ。
せっかくの豪勢な夕飯も、殆ど味は覚えてないぐらい。
何せ、現実問題しっかりネタ数も確保しないと、
原稿に支障がでる。スケジュールもギリギリだ。

しかし!ここで諦めては何にもならない!
俺は部屋に戻ってから、行程を全て立て直した。
まず、翌朝またすぐにバスで市街地に戻り、
市街地から行ける範囲の観光地をピックアップ、
何とか見通しを立てることができた。

だけど、本当に甘かった。その一言に尽きる。
そして、こうした被災地の現状を知って、
正直悩みもしたよ。果たして、やっていいのかと。
もしかしたら嫌な気持ちになる人もいるのではないか、
まだ早いのではないかってね。
いわゆる、自粛というものだ。

でも、元々創作物は誰かを幸せにできる一方で、
必ず誰かを不幸にもしてしまう側面もある。
人の心に作用するというのは、そういうことだ。
それに、まだ早いというなら、いつならいいのか。
明確な基準などどこにもない、誰も知らない。

だったら、怯えることが正解なはずないよね。
誰かを幸せにできる可能性があるなら、
そこに向かって誠実に全力を尽くすしかない。
自粛することが全て間違っているとは言わないけど、
少なくとも、今俺がすべきことではない。

そして、しっかり言っておきたいのは、
俺は別にお堅い使命感をもっていた訳ではなく、
ちゃっかり楽しみ尽くしたということ。
何せ、一人旅ではあったけど、俺は行く先々で、
常にキャラクターたちと一緒だったから。

ああ、あいつなら絶対こういうことするな、とか、
すごく自然にイメージできて、楽しかった。
何一つ、ここでこういうことをしろなどと、
俺の都合を押しつける必要はなかった。

その楽しさ、ポジティブさをこそ、
広く届けたい。届いたらいいなと思っていた。
そして、修学旅行編は先週から公開になったけど、
ありがたいことに沢山の反応をいただいている。
俺の願いは、確かに叶っているよ。

熊本の地元の人には、地元の人ならではの、
そういう縁がない人にも、いつも通りの面白さを

どちらも100%で、何ら偏ることなく、
作品をお楽しみいただくことができていると思う。

俺が何をどう頑張ったかなど、
作品の評価には一切関係ないけど、
個人的な思いとして、努力が形になって、
望む結果に繋がったというのは、
本当に嬉しいし、すごい経験値になったよ。

そして、この結果をもたらしたのは、
言うまでもなく俺だけの力ではない。
GANMA!というアプリが、順調にDL数を伸ばし、
高いアクティブ率を誇っていたからこそ、
大勢の地元の人に届けることができた。

作画にしてもそうで、写真を落とし込み、
キャラと馴染ませるという行程は、
通常の回とは違う難しさがある。
でも、作品の世界観を損なうことなく、
むしろ相乗効果を発揮する作画になっている。

こういう環境を生かす、周りに頼ることも含めて、
今の自分にできる精一杯ができたよ。
もちろん、まだまだ至らないところはある。
それは創作面だけでなく、今回の旅一つとっても、
あまりに間抜けだったのは事実だからね。
この経験から学び、成長しないといけない。

随分長く書いてしまったけど、結論はもう、
お分かりの通り、たった一つです。
ぜひ“サークルクラッシュ!”を読んで下さい。

http://ganma.jp/ccrash


ああだこうだ言っても、届かないと意味がない。
現状ある程度届いた、ならば次にやることは一つ、
もっともっと大勢の人に届けていく。
その結果大勢の人と一緒に楽しむ自信はあるからね。

そして、最後にもう一つ。
今回は復興の具合もあって巡ることができなかったけど、
俺は向こう数年の内に必ず阿蘇を観光するよ。
できなくて本当に悔しかったもの。
だから、復興に従事している方々、地元の人々、
今はまだ大変なことも多いと思うけど、
いつか一緒に楽しい時間を過ごしましょうね。


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2016年08月14日

熊本を旅して震災について思う


この時期に久しぶりにブログを更新するというのに、
別にコミケという一大行事もオリンピックも関係なく、
夏も何も感じさせないものということを、最初に詫びておく。

一か月前、九州に旅行に行ってきた。
様々な事情が重なって(自ら重ねて)、
福岡、熊本、鹿児島と縦断したのだけど、
一番の目的は熊本、そう、今年の四月に震災が起きた、
熊本への復興支援というのが一番の目的だった。

91.jpg

時間的にも金銭的にも決して余裕のある身ではないけど、
ちょうど九州ふっこう割が発表されたことも手伝ってね、
LCCと組み合わせることで移動宿泊費は超格安で抑え、
その分地元に少しでも小銭を落としていこうという算段だ。

でも、そもそもなぜ急に「旅して応援!」とか言い出したのか、
俺に対してそういうことに熱心という印象もないだろう。
俺自身も、意外な思いだったよ。
まさか、五年前のことをここまで引きずるとはね。

五年前、東日本大震災の最中、俺はどういうめぐり合わせか、
東電のカスタマーセンターで働いていた。
よりによって、あの東電。派遣だけどね。
派遣とは言え、電話口で名乗る名前は東電、
電話相手からしたら、悪の一味だよ。

大げさでも何でもなく、そういう扱いだったからね。
全員が全員とは言わないけど、社会からのヘイトを一身に浴びていた。
今となっては、責められても仕方ないと思うけど、
当時は随分理不尽に思ったし、病みもしたよ。
罵詈雑言のオンパレードに、日々変わっていく状況、etc。

中にいると不思議なもので、自己防衛、肯定が働くのか、
東電の正義自体は疑っていなかった。
だから、クレーマーを随分憎らしく思っていたよ。
クレーマーという言葉をどう定義するかも難しい、と言うか、
正当な怒りをも、クレーマー扱いしていたように思う。

その一つにね、どうしても忘れられないものがあって。

都内一部の地区で順番に停電を実施する、輪番停電、
その地区に選ばれた方からの入電だった。
自宅で治療中の人がいるのに停電したら医療機器が止まる
とのこと。その訴えを、俺はどう感じたかな。
決まりだから仕方ないと、自分勝手なことを言うなと、
そういうことを、少なからず感じていたよ。

近くの医療施設のこととか、バッテリーのこととか、
多分何かをどうすることはできたと思うし、
最終的にはできたのだと思う。
でも、俺はね、「死ねというの!?」という、
あの訴えをただのクレーマーだと感じた自分のことが、
今でも思い出す度に許せなくて。

だから、あの震災において、俺も東京で暫く不便な思いをした、
被災者だと言いたいところだけど、いいや、
俺は加害者だと、人を傷つけた一味だと、感じ続けていた。

そこで、冒頭の熊本を旅して応援したいという行為に繋がる。
ストレートに繋がっていないのは自覚するところだけど、
少しでも罪滅ぼしをしたかったし、そうして行動することで、
自分の心が慰めを得るのではないかという期待もあった。

しかし、実際旅してみて、俺は正直驚いたよ。
七月中旬の時点で、被災地はまだまだ被災中だった。

傲慢な話だけどさ、東京はやっぱり情報の中心地で、
そこでの報道が減ったから、事態も収束したかと思っていた。
もう観光を満喫できる、それが支援に繋がると、
恥ずかしながら、どこか楽観視していたよ。

実際は、熊本城には近づけず、崩れた石垣は痛々しいまま、
それだけでなく、市街地の至る所に亀裂が残っていた。
阿蘇の方も観光できたらと思っていたけど、
そちらはまさに震源地付近、道路は一本を残して全て閉鎖、
鉄道も再開の見込みが立たない状況だった。

完全に、ナメていたよね。
でも同時に、だからこそ無意味ではなかった。

旅行者の出で立ちで、平日だったこともあり、
旅先ではよく地元の人と話ができたのだけど、
本当に歓迎して、親切にしてくれた。
それが、単純に嬉しかったよ。
俺個人ができることは余りにも少ないけど、ゼロではない。
行動は確かに、プラスの結果をもたらすことができた。

もし、被災地のことをシビアに捉えすぎていたら、
行くこと自体に二の足を踏んでいたかも知れない。
でも、こうしてある意味バカ正直に行動したことで、
現実を知ると同時に、その現実に貢献することができた、
与えられた場にこもって、精神的に逃げて終わってしまった、
五年前とは違う結果だ。ここから学ぶことは多い。

折しも最近、行方不明だった男性の遺体が発見された。
死という現実は、疑いようもなくついて回る。
そういう重い話も、聞かせていただいた。
でも、その現実に哀悼の意を示すことと、
明るく観光して回ることは、決して矛盾しない。

それを、地元の人達は歓迎という形で証明してくれた。

熊本は震災の後、集中豪雨にも見舞われ、
要の農業もダメージを受けていると聞いた。
方々に、それぞれが、少しづつ、
それでもいいから、お金を落としていくことは、
かなり大事なことなのではないかな。
実際、返す返す俺も別に大したことはしていない、できない、
それでも、ゼロではないという実感を得られたから、
その思いを共有したくて書いている。

よくこういうことがある度に、そこらのクリエイターは、
「自分には書くことしかできないけど」とか言うけど、
いいや、書くこと以外もできるよ。
募金箱に十円入れるだけでも、それはできることだから、
俺は決して、しかできないと、簡単には言いたくない。
しかできないと、かつては思っていたからこそね。

そして、俺も表現する手段を少なからず持っている身。
観光客としての貢献だけに、終わらせるつもりはない。
俺は結構欲張りだからね。今回の九州旅行に際しても、
実のところ福岡には姪に会いに行きたくて、
鹿児島には中二病の聖地巡礼がしたくて、
というように、色々なものをアドオンしている。
熊本に対しても、もう一つ二つは、
欲張って役に立ってみようと考えているよ。

月並みな言葉だけど、本当にいいところだったからね。
楽しかった。だから、単純に貴方にもオススメするし、
俺自身も、まだまだ積極的に接していこうと思うよ。

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posted by サコタヤスユキ at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年04月22日

“サークルクラッシュ!”単行本第2巻発売に寄せて


祝!“サークルクラッシュ!”単行本第2巻
4月23日発売!!


cc2バナ.jpg

☆単行本特設サイト
http://store.ganma.jp/comics/ccrash/

気付けばもう明日だね!直前の更新にも程がある。

やっぱりね、1巻の時と同様に、難しい気持ちだよ。
どう言ったらいいか分からない。
期待と不安が行ったり来たり、緊張は常にあって、
しっかり自分を保たないとネガに落ちてしまいそうな、
危うさ、大きな出来事に臨む難しさを、多分に感じている。

でも、腹の奥の芯は、ブレていないつもりだよ。
俺の根っこには、感謝の気持ちが育ちまくっているからね。

明るく前向きに、でもキッチリ目を光らせて、
作品を前進させてくれる担当氏。
俺よりも遙かに大変な単行本作業を、
毎週の連載と平行して頑張りきったこすずめ先生、
そして、twitterのfavが誰よりも早い編集長……
違う、取り上げるところはそこじゃない。
でも、そうやってしっかり見てくれていることが、
大きな励みになっているのは間違いないよね。

発行元であるKADOKAWAメディアファクトリーさんも、
まず出していただくことそのものに対してもそうだし、
写植などの細かい伝わり易さにさらに磨きがかかっていて、
本当にいい仕事をしていただいた。

そして何より、いつも応援いただいている読者の皆様。
その存在がなかったらね、やる意味は絶無だから。
力をもらっています。何度でも、ありがとうと言いたいよ。

こうしてね、方々から俺はパワーをもらっているから、
結局大丈夫。絶対に、前進する。
ただ、その過程ですごく迷ったり怯えたりするのも、俺だ。
なかなか格好がつかないけど、そこは認めたいと思うよ。

1巻の発売が決まった時に、生意気にも俺は、
自分達も活躍することで、さらにバトンを繋いでいきたい
というようなことを言った。
その後、GANMA!はより勢い盛んになっているが、
そこに果たしてどれだけ寄与できているか考えると、
実際のところまだまだ、まだまだ力が足りないと思う。

1巻の時は、タイミングよく色々なイベントも重なって、
俺もどこかあつらえられた場に乗るだけと言うか、
熱に浮かされていたところがあった。
自分に対してどこまでシビアだったか、疑問が残るよ。

あまりね、反省を口に出すのも良し悪しだとは思う。
自己肯定感の低さを露呈してしまうと、
関わっている人が悲しむということもあるから。
でも、どうか勘違いしないで欲しい。
俺は十分に、マジで、貴方が思っている以上に、
ちゃんと自分のことは認めまくってるから!
だからこそ、わざと自重して自戒しているの。
調子に乗った挙げ句鼻が折れる体験は、もうしたくないから。

だから、2巻というものの厳しさと、とにかく向き合いたい。
現実問題、1巻よりも売るのは難しいのだもの。
1巻はある意味全人類がターゲットだけど、
2巻は、1巻を読んだ人に狭まってしまう。

極端な言い方だけど、あながち間違ってもいないだろう。
つまり、指標たる2巻の初速も大事にしながら、
改めて根本的な作品の周知に努めない限り、
伸び代そのものが増えない。その危機感はとても大事だ。

でも、1巻の時よりも遙かに大きく、
感謝の気持ちは育っているからね。
この思いにただありがとうと返すだけでなく、
しっかり面白い作品を作り続け、
それを広めることにも励み続ける、
その姿勢と実現によって応えていきたい。
それができたら、俺も少しは格好がつくでしょう。

まずは明日、大きな出来事だからこそ、
何事も感じ損ねることなく、受け止めたい。
だから、皆様もどうかアクションを起こして下さいね。
そこから俺は、しっかり学んでいくから。

 

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2016年03月19日

32歳になったからって何がどうなったって


本日3月19日はHMX-12マルチの誕生日であり、
この俺の誕生日でもあります。このネタ毎年言ってます。

あの、このブログではまだ言及していなかったのだけど、
最近は拙作“サークルクラッシュ!”の
LINEスタンプ発売や、単行本第2巻発売決定と、
ぶっちゃけアピールしたいことが沢山あったから、
自分に便乗とでも言うのかな、誕生日にかこつけて、
珍しく祝ってほしい雰囲気を出してみたら、
方々で素直に祝っていただけて、すごく嬉しかったです。

と言うか、世の中には素直で良い人が多いよね。
変な表現だけど、尊敬してしまうよ。
どうも俺はくすぐったがりで、変に遠慮しがちだから、
誰かの誕生日とかを祝うのが苦手で、
こうして祝ってもらう度に、学ばされる心地だ。

そう、他人を意識することができたという点に於いて、
今年の誕生日はすっごく有益だったよ。
貴方のおかげで、俺は今ここにいる。
これは綺麗事ですらない、当たり前のことだ。
当たり前のことだけど、ふいに忘れてしまう。
調子に乗って、不遜になって、そして道を踏み外す。
そういう危うさは、俺にだってあるんだ。

こうして作品の宣伝をできる、作り続けていられるのは、
一重に貴方が応援してくれているから。
こうしている限り、俺は俺でいられる。
その事実に、改めて心から感謝したい。
本当にありがとうございます。

でも、一方でまだまだ何もかもが足りないのも事実。
俺はまだ、俺としてしっかり立てているとは言えない。
31歳の一年もね、イケると思ったらイケなかったとか、
つい歩みを止めてしまうことが、沢山沢山あった。
そういう至らなさを、一つずつ減らしていきたい。

なかなかね、急に全てが上手くいくとか、
ないと分かっているから……本当にもどかしいのだけど、
まだまだ成長期だと思って、頑張っていきますよ。

32歳になったからって、何がどうなったって、
もっと面白いものを、もっと沢山、作り続けたい。
今やっていることを大切にしながら、
今できていないこともしっかり意識して、目指して、
一人でも多くの人に、届けたい。

言葉で終わらないように、これからの一年、
貴方の前に出る機会を設けることを、約束したい。
それから、少し夢の話もしておこう。
向こう二年の内に、文章でも評価されるようになる。

やっぱり、事実として若くはないからね。
いたずらに年を重ねた挙句、いい年して、
俺はいつかやるよとか、その内何かどうするよとか、
みっともないことは言っていられない。
いつか?その内?そんな曖昧な日は、永遠に来ないよ。
目指した先にしか、望む未来はない。



……はぁ、ギャグ成分が冒頭のHMX-12マルチだけとか、
酷い内容だね。しかも、今は通じない人もいる気がするし。
でもま、例によってこういう厳つい文章はね、
自分に打ち込む楔のようなものだから。
貴方を証人として利用してしまって申し訳ないけど、
そういうものとして受け取っていただけると幸いだよ。

では、最後に全力で誕生日プレゼントをねだるとしようか!

モチロン、俺に買ってって話じゃないよ?
貴方のために、買っていただけたら嬉しいって話!
こう言うのはやっぱり少し勇気がいるのだけどさ、
損をさせるような創作をしているつもりはないからね。
届けたい。届け続けたい。
だから、これからもどうぞよろしくお願いします!

・サークルクラッシュ!第1巻


・サークルクラッシュ!第2巻


・LINEスタンプ
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(ランキングが19日になって少し上がっているのは、
方々で煽った成果だろうか……何にせよありがとうございます)


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2016年02月28日

何度目かのGANMA!パーティーに寄せて


じゃが.jpg

先日、拙作“サークルクラッシュ!”を連載いただいている、
マンガ配信サービスGANMA!のパーティーがあり、
俺も例によってタダ飯目当てで参加させてもらった。

いきなり印象が悪い書き出しだ。

しかし、定期的にこうしてパーティーを開いていただけるのは、
本当に有難いことだよ。盛況感が実感できて、刺激になる。
回を重ねる度に連載作品が増えていくし、単行本化も勢い盛ん、
さらに、先日晴れて発表となった“焼肉店センゴク”のアニメ化など、
話題は目白押しだ。アプリ自体のDL数増加も嬉しい限り。

ケーキ.jpg

チョコ.jpg

こういう心遣いもニクい、さすが光の集団だよ。
記念のケーキはとても華やかで盛り上がるし、
SD化されたキャラクターがパッケージのチョコもすごく可愛い。
苦労も当然多いだろうけど、こうして楽しみながら、
楽しませるものを作っているというのは、まさにベストだよね。

確かに、こうして媒体が大きくなって、参加者数も増えていくと、
なかなかこういう機会でも全員と絡むのは難しいけど、
(ぶっちゃけ名札がないと分からない人の方が圧倒的に多いし)
しっかり場の熱を感じて、そしてブログにも書き残していかないとな。
何せパーティーでも、やれ「ブログ更新楽しみにしています」だの、
「ホント文章が面白いですよね」だのと言われる俺だからな。



そう言われると、何だか急に面倒になりますけどね。



……ダメ人間か!!

ま、そこそこダメ人間だよね。プレッシャーに弱いのです。
でも、一方でモチロン嬉しくもあるよ。
ブログはコンテンツではないものの、反応があるのは嬉しいことだ。

そう。最近はとにかく、色々なことに反応してもらって有難いよ。
パーティーの席でも、昨年のファンミーティングや、
TSUTAYA三軒茶屋店様のイベントでのハッスルプレイなど、
編集の皆様から激賞いただいて、胸をなでおろすばかりだった。
必死にやる、全力でやる、のは当たり前のことだけど、
それがどう響いたかは、自分では分からないものだからね。
こうして直接反応を聞ける機会は、やっぱりとても貴重だ。

それに、作家の皆様との交流もとても貴重な機会だよね。
実は、昨年の9月のパーティーの時はブログを書かなかったのだけど、
(丁度単行本一巻の発売が決まっていながら、まだ情報解禁前だったから。
その単行本の話を抜きにGANMA!について語るのは、
本音を信条とする俺の方針的に無理だった。要するに面倒臭かった)
その時にやたら絡まれた仲良くしていただいた“キナリ”のお二人とも、
また楽しく話すことができたしね。馴染みがいるのは心強い。

あと、昨年同日、同レーベルから単行本を出させてもらった、
乙女哲学”の凌先生とも、お話しできて良かったね。
やっぱりね、気になるワケですよ。同日、同レーベルだから、
書店でも隣り合せなことが多くて、しかも“乙女哲学”も大人気だから、
そっちだけ売れてたりすると、「じゃあ俺は自分で買う!」となったり、
正直大人げないぐらいメチャクチャ意識してます。
だから「メチャクチャ意識してます」って直接言いました。



……また直接言ったのかよお前は!!

1周年記念パーティーでの、「むさむら抜きたい」発言に続き、
またしてもですよ。しかも、今度は年下に対して……
でも、実はちっとも反省してないです。
相手に対してネガティブな感情は何一つ抱いていないから。
確かに、少し面倒臭い奴だと思われるかも知れないけど、
俺は俺の在り方として、裏でこそこそ感情をこねくり回したくない。
SNSで遠回しに愚痴ったりしたくないし、真っ向勝負で高め合いたい!

他者への意識なしに成長できる人もいるのかも知れないけど、
生憎俺はそこまで達観できないからね。
他者を意識しつつ、その感情をプラスにしていきたい。

ま、いきなり意識していると言われても困ると思うので、
そこは軽く流してもらって全然大丈夫ですけどね。

ちなみに、そんな唐突なコミュニケーションを、
持ち前のたどたどしさでもって展開している俺を、
ブレイブフロンティア ハルトの召喚日記”の
サンジョウキイロ先生が、横でニヤニヤしながら見ていましたね。
……昨年のファンミーティングでご一緒したことで、
こちらもすっかり遠慮がなくなった仲良くなったものです。

しかし、こうして感情面ではポジティブに前進しつつも、
体の方は最近どうにも具合が悪くてね。
ここ半年で随分太ってしまったこともあり、
久しぶりにあった方からは、「何だか大きくなりましたね」と、
親戚の叔母さんの如き婉曲表現をされてしまいましたよ。

何とかね、誤魔化すための策として、
メンズ薄型下腹シェイプベルトを巻いていたのですがね。


(アフィリエイト:メンズ薄型下腹シェイプベルト)

その場しのぎではどうにもならないということか。
はぁ、今年は健康にも気をつけたいね。
もし夏ごろにパーティーがあったとしたら、
「小さくなりましたね(人としての器が)」と言われてみせる!

でも、見た目の話では嬉しいこともあったよ。
別の先生から「肌のコンディションがいいですね」と言われました。
やっぱり女性は見るところ見てるね!
でもね、自然とコンディションがいい訳ではなくて、良くしたの!
事前にピーリングしたりパックしたりして、アゲておいたのよ。


(アフィリエイト:柑橘王子フェイシャルピーリングジェル)



……変なアフィリエイトがよく貼られるブログだな!!

ってか何なの!?俺はどうしたいの?
いつも直前に美容院行って、普段滅多に着ない高い服着て、
気取ってるの?それとも一周回ってネタなの?
自分で回答するけど、ネタではないよ!!
伝わらないかも知れないけど、これが俺流の礼儀です。

俺はね、こうして毎度変なブログを書いたり、
隙あらばふざけようとしているけどね、
GANMA!には本気で感謝しているのよ。
だって、作品を発表してお客様と触れ合える、
場を提供いただいているのだもの。最高に幸せなことだ。
だから、こういうパーティーという晴れの場には、
できるだけベストな自分で向かいたい。
ベストの方向性は正直俺も分からないのだけど、
できることがあるなら、しておきたいという気持ちなの。

……自分で書いてても伝わる気がしないわ。
ま、わざわざブログで伝えなくても、
俺なりの姿勢を貫くことで最終的に伝えてみせるけどね。


なかなかね、連載も長くなってきて、揺れることも多い。
何せ全てが初体験だ。悩みがないと言ったらウソになる。
でも、別にそれでいいよ。悩みがあるなら、悩み抜くだけだ。
大事なのは、感情をいい加減にやり過ごさないこと。
偶然で名作は生まれないのだから、とにかく頭を使う。
心を使うためにも、まずは頭を使う。

よく、一人でも多くの人に届くようにと俺も言うけど、
実はその定型文って意味ないよね。
パーティーでの編集長の挨拶を聞いて、実感させられた。
作品を届けられる層が今この時代に何人いて、
何をどうしたらその人たちにどの程度届き得るのか、
そこまで頭を使って初めて、一人でも多くの人に届けたい、
という心を抱くことが許される。雰囲気で語っては駄目だ。

ま、感情の向くままに無軌道なブログを書いていては、
説得力の欠けらもないけどね!
つくづく残念な男だよ。

ただね、冒頭でも書いた通り、作品数の増加や書籍化、
アニメ化という大発表と、強者が続々登場する中で、
ボンヤリしてたら存在感は薄くなっていく一方でしょうよ。
だから、ガチな姿勢も見せる。アピールと思ってもらっていい。
バリバリ全開で戦った方が、絶対に面白いしね。


あ、そうそう。冒頭で何の脈絡もなく貼ったじゃがポックルは、
プライベートキングダム”の真鍋陽先生からのお土産です。
何でも「以前、勝手にラメ子(サークラのヒロイン)を描いて
しまったので……そのお詫びです……!」だそうです。

あのね、その場でも言ったけど、もう一度言うね。

何でだよッ!?

詫びる必要がどこにあるよ!?むしろ詳細を教えてよ!
何?詳細を教えられないくらい、公序良俗に反したイラストなの?
ならむしろ詳細を教えてよ!ファーストコンタクトが謎すぎるよ!

でも、じゃがポックルという選択は、いいよね。100点。
北海道のお土産で何が嬉しいかって言ったら、やっぱりコレですよ。
一時期これがブームになって、似たようなお菓子も出たけどさ、
本家には敵わないぜ。サックサク(体感的にはホックホク)の食感、
絶妙な塩加減、満たされそうで満たされない少し満たされる内容量、
北海道は一度旅行した時も食に対する非凡な強さを感じたけど、
そういった土壌だからこそ生まれた――って何のブログだよ!!


ああ、締まらない。散々期待の言葉を寄せてもらった結果、
全て詰め込もうとしてご覧の有様だよ!
次の機会があったら、絶対無難にまとめてみせるからな!




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http://store.ganma.jp/comics/ccrash/

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2015年12月31日

未だ至らない己に寄せて


何だか実感がないまま、今年が終わっていこうとしているね。

今は実家のリビングで何年かぶりに紅白を見ているよ。
ガキ使も面白いとは思うけど、さすがに少しマンネリかな。
しかし、まさか紅白でラブライブ!のスペシャルアニメが、
μ'sのステージが見られるとは夢にも思わなかったよね。
まさに、『それは僕たちの奇跡』。
一つのコンテンツが至ることができる究極を見せてもらった。

さて、実感があろうがなかろうが年の瀬は年の瀬、
しっかりと締めくくりの言葉を残しておこうと思うよ。

今年はやっぱり何と言っても“サークルクラッシュ!”
この作品に沢山の得難い経験をさせてもらった。

週刊連載化することで、毎週作品を発表し、
リアクションを寄せてもらう刺激を得られた。
常に創作の只中にいることで、作品への愛も、
そして俺自身の理解も、より深まったと思う。

そして、単行本化。先日のことだけに記憶も新しいけど、
今までの人生で一番大きな出来事と言っても、
決して過言ではないと思っているよ。
寄せていただいた沢山の応援の言葉、祝福の言葉、さらに、
多くのお客様と笑いあったイベント、まさに一生の宝物だ。

「次にくるマンガ大賞」で15位という順位をいただけたこと、
koebuとのコラボで新たな文化を知ったことなど、
挙げたらキリがないぐらい、サークラのおかげで、
俺は創作家としての己を自覚し、高めようとすることができた。

本当に感謝しかない。でも、だからこそ、こうも思う。
これらは、他者からもたらされたものであって、
決して己の力で掴み取ったものではない
、と。

自虐ではないよ。後ろ暗い気持ちは、何一つない。
自分がやった努力、あげた成績を、誇ってもいる。
しかし、まだまだ自分が何かを成したとは、
何者かに成ったとは、ちっとも思わない。

だってさ、世の中には俺より強い人が沢山沢山いて、
俺の夢は遠く遠くにあるもの。だから、敢えて気を緩めたくない。
今年、素敵な出来事を沢山経験させていただいて、
今が成長のチャンスだと思っているからこそ、気を引き締めたい。

それに、このブログだけだと、
やっぱり明るい、晴れがましいことばかり書いているけど、
言及していない日常の俺は、かなりダメダメだったりするしね。
マジで。そういうところも、来年は改めないといけない。
トータルで強くなるために、課題は山積みだ。


来年がどういう年か、実は何が何年目だとか、
誰に言われるまでもなく、俺はずっと意識してる。
その成すべきことを成したいし、新たな挑戦もしたい。

打ち勝ちたい。この願望を、確かに果たしたい。

今年は、辛いことも沢山あったよね。
俺も大好きだった、本当に大好きだった声優さんが、
あまりにも早くこの世を去ってしまった。
悲嘆に暮れたよ。今だって思い出すだけで涙が出る。

かつて、俺の高校時代の友人が20代という若さで
逝ってしまった時、俺は自分にこう誓った。
「悲しみを超える速度で、喜びを作ってみせる」と。
あれから少し時が経って、その言葉の難しさが、
皮肉にも身に染みているよ。時もまた、加速するのだもの。

そう。止まっている相手に追いつくのではなく、
加速する相手を追い越さなければ、あらゆる願望は叶わない。


時とはどういうものか、願望とはどういうものか、
より理解できるようになったからこそ、
正直言って、難しいと思う。簡単にできるとは、言えない。
でも、ここまで理解した上で改めて、言いたい。
俺は「悲しみを超える速度で、喜びを作ってみせる」と。

きっと、辛いことも苦しいことも、自分の力不足に嘆くことも、
来年もメチャクチャ沢山あるだろうね。
ないように努めるけど、どうしたってあると思うよ。
それでも、一つ一つ、逃げずに戦っていきたい。
そして、その道を多くの人と一緒に歩みたい。


少し曖昧になってしまって申し訳ないけど、
気持ちを確かに残しておきたいということで、ご容赦下さいね。

単純に、皆様におかれましては、俺の決意も意志も立場も、
何もかもどうッでもいいから、ただ一つ、
作品を受け取って下さいと、そうお願いすることを、
今年最後の言葉にしたいと思います。

皆様本当にお世話になりました。
来年も何卒宜しくお願い致します!




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2015年12月28日

GANMA!オールスター紅白マンガ合戦!に寄せて


kouhaku.jpg

いつも連載をさせていただいているGANMA!の二周年特別企画、
『GANMA!オールスター紅白マンガ合戦!』に、
企画構成として参加させていただきましたよ。

http://ganma.jp/kouhaku2015

ご記憶いただいている方もいるかもだけど、
同様に企画構成を務めた夏休み特別企画のリレー漫画が
好評だったとのことで、引き続き起用いただきました。
(当時のボヤキ:http://sakota.sblo.jp/archives/201508-1.html
そう、好評だったということでね(繰り返すなよ)。

さて、上記の当時のブログにもあるように、
夏休み特別企画の際は、参加作品は計19作品でした。
それでも、全くジャンル、スタイルが異なる作品を、
一つの作品として再構成するのはとても大変だったよね。
結果遊園地というフォーマットを提案できたのは、
なかなかのファインプレーだと思っているよ。

そして、今回は二周年記念としての特別企画。
夏の頃と比べて、そもそも連載作品も増えている。
その結果、今回の参加作品数は32作品となりました。


最初にメールで参加作品数を聞いた時、
俺はこう思ったよね。「あ、ムリです」って。


ま、ムリですって思いながら、いざ打ち合わせでは、
「沢山参加いただけて良かったですね☆」とか言ってましたけど、
いやいや!内心ドッキドキだったよ!
どうにもならなかったらどうしよう!と!

しかも、当時は拙作“サークルクラッシュ!”の単行本作業、
さらに、そのサークラ本編のネームもものすごく佳境で、
かなり余裕がなかった。余裕がなかった、のに、
サークラもこの企画に参加することになって、まさに三重殺!

しかし、そこは良く言えば器用、悪く言えば神経質で、
面倒なほどこだわり気質の俺
(なぜ過剰に悪く言うのか)、
閃き力をフル回転させて、また一つの回答を見出したよ!

それが今回のスタイル!年末特番だ!

まさに今この時期、TVでは様々な特別編成の番組をやっている。
最近ではスポーツ系バラエティが人気だし、
隠し芸も思い出深い、歌番組も未だに盛んだ。
そういう、年末年始のドカチャカ感になら、
今のGANMA!が誇る多種多様な連載作品を全てぶち込める!

さらに!ただバラエティでドカチャカやるだけだと、
言ってしまったら内輪ウケ、今のコンテンツに重要なのは、
巻き込み力、貴方にも参加してもらわないと駄目だ。
そうすると、GANMA!のコメント機能を使わない手はない!
紅白対抗戦という体をとることで、より作品間の繋ぎをスムーズに、
そして、皆で一緒に楽しむ場にできるのではないかと!

この仕組みに辿りついた時……正直、嬉しかったよね。
ま、実際はこの後、参加作品の振り分けで、
とてつもなく神経を使うことになるのだけど。
ただ、絶対に盛り上がるということが確信できた。
何故なら、この提案が間違いなくハマるだけの熱量が、
今のGANMA!と、そして読者の皆様にはあったから。


実際、公開から少し経った現在、それは証明されていると思うよ。
コメ欄では色々な作品のファンが一緒になって盛り上がっているし、
紅白の票差も見事に接戦!すっごくバラエティらしくなっている。

これは夏の時にも書いたことだけど、この企画が、
新たな作品との出会いの場になってくれたら嬉しいね。
手前味噌ながら、いい土台は提供できたと自負しているし、
当然各作家先生も、しっかりアピールしてくれていると思う。
サークラも、かなり反則気味ではあるけど、
このお祭りに一つ花を添えられたかなと思っているよ。

だから、まだご覧になっていないという方も、
ぜひ積極的に参加してみて下さいね!

ただ、一つだけ、一つだけ強く主張したいことがあるの。
サークラをトリにしたのは俺の判断じゃないよ!

あのね、出し物の順番は俺が最初にひな形を出して、
それを編集さん達が精査してもらっていたのだけど、
返ってきた決定稿を見て、一番ひっくり返ったのは俺だからね!
「トリにしてみました☆」ジャネーヨ!

いや、別にトリだからどうということもないだろうけど、
何かこう、何かアレじゃないですか!(悪く言うと神経質)
確かに、対戦相手をむさむらに指定はしましたけどね……。

おあとがよろしいようで。ではまた、次の更新で。




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2015年12月21日

「次にくるマンガ大賞」結果発表に寄せて


“サークルクラッシュ!”単行本発売!

から一ヶ月が経ったよ!あっという間に!

大方の予想通りの書き出しですね。まさに天丼。
でも、天丼を貫き通すのもまた一興ですよ。

さて、この一ヶ月間はやっぱり、日々緊張感があったね。
何に緊張するかって、それは当然売上げについてだよ。
どれだけ売れるのか、評判はどうか、当然気になる。
気になるし、できるだけ都合のいい展開になるよう、
願わない訳がない。ただ、難しい勝負だとも分かってる。
現実と向き合いながら夢も見る、振れ幅の大きい毎日だった。

そして、その緊張感にものすごいプラスαとなっていたのが、
「第2回 次にくるマンガ大賞」へのノミネートだった。
方々を驚かせたまさかのノミネート、その投票期間は、
まさにこの単行本発売の日々と被っていた。
何せ今まで全く経験のないレース、さらに相手は格上だらけ、
これもまた緊張しない訳がないよね。

その「次マン」の結果発表が、去る12/18、
ニコニコ生放送上にて行われた。

ラジオディレクターのやまけんさん、声優の大西沙織さん司会で、
ゲストにはダ・ヴィンチの編集長、日版の社員さん、
さらには、アニメ監督の山口敬一郎さんという、
華々しい番組に、ノミネート作品として関わっている……
その時点で、改めて光栄なことだと思ったよ。

肝心の結果発表ですが、拙作“サークルクラッシュ!”は、
15位に入賞することができました!

http://tsugimanga.jp/result/web/

この順位がね、実は本当に絶妙なのですよ。
番組をご覧の方にはお分かりの通り、順位の発表があるのは、
ノミネート30作品中、この15位まで。
まさにギリギリのすべり込み!思わず笑っちゃいました。

確かに、決して派手な順位ではないと思う。
悔しさが一切ないとは言わない。
でも、やっぱりそれ以上に嬉しいし、誇らしいよ。
世に数多ある作品の中から、まずこうしてノミネートいただき、
それだけでなく、本ッ当に多くの投票をいただいての結果だもの。

この場を借りて、投票いただいた皆様には、
改めて心からお礼申し上げたい。ありがとうございました!

15位に入ったおかげで番組でも紹介いただけたし、
おかげで大西沙織さんに名前を噛んでもらうことができました!


……いや、確かにサコタって珍しいとは思うけど、
しどろもどろにさせちゃったことに罪悪感を感じたよね……。



冗談は置いといて、本当に緊張したけど、
本当に楽しかったよ。つくづく貴重な経験をさせてもらった。
このドキドキも、このワクワクも、必ず俺の血肉になる。

自覚しないといけないことは多いよ。
こういう限定的な条件下でも、まだ上には沢山の作品がいる。
しかも、圧倒的な差でもって。それが事実だ。
でも、これこそが大海を知るということ!
知らずに狭い世界でわちゃわちゃやっていたら、
一生成長することはできないよね。

今回、こういう場に参加させてもらって、
こういう順位をいただいたことから、学ばないといけない。
強い人たちは、どこがどう強いのか。
自分たちは、どうやって強くなっていったらいいのか。

実際、あまりインパクト勝負ができる作品ではない。
パッケージの可愛さは文句なしだけど、明確な売りはどこか、
パッと一言で明示するのは難しく、推しづらさもあると思う。

それは、これが俺自身にとって初めてのマンガで、
正直連載開始当初はそこまで意識が回っていなかったせいだ。
書き続けて面白くなっていけばいいと思っていたし、
その通りになっている自負はあるけど、
まずパッケージで目を引いて、読み進めたら面白くなる、
とは言っても、その中間!読み進めるための起点がないと、
なかなか爆発的な支持を得るのは難しい。

そこを自覚した上で、一人でも多くの人に届けるために、
今後もしっかりとプロモーションしていきたいと思うよ。

本当に、広いフィールドで強い人と戦うことができて、
レベルが上がった。自分で言うのも何だけどね。
でも、自分で言うことこそが、一つの決意表明だよ。
もっともっと、面白くなるぜっていう。
だって、そうでないと投票した人が損しちゃうもの。
報いるための手段は、たった一つしかない。

重ね重ね、こうした機会を与えてくれた、
読者の皆様には感謝しかないです。
それに、この作品を共に生み出してくれている、
GANMA!編集さんとこすずめさんにも、尊敬と感謝を。
そして、ノミネート発表の時と繰り返しになるけど、
この駆け出しの身に大きな勝負の場を与えてくれた、
ダ・ヴィンチとniconicoにも、改めて感謝します。

この経験を糧にサークラも俺もますます加速していくので、
今後ともぜひ応援よろしくお願いしますね!


……あ、唯一残念だったのは、TOP10に入ったら、
何かウイイレのパラメーターみたいなのつけてもらえたんだよな。
あれでサークラがどう評価されるのが見たかったなぁ。



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2015年12月15日

GANMA!ファンミ&TSUTAYA三軒茶屋店イベントに寄せて


“サークルクラッシュ!”単行本発売!

から三週間が経ったよ!あっという間に!

デジャブを感じる書き出しである。
でも、いくら月日があっという間に経つからと言って、
書かずに済ますのは勿体ないことがあるよね。
それが、タイトルにも書いた通り、
GANMA!ファンミーティングと、
TSUTAYA三軒茶屋店さんでのイベントだ。

単行本発売の翌日と翌々日という、まさに
ホットなタイミングで参加させていただいただけに、
思い入れもひとしお。想いを書き残しておかないとね。

まず、GANMA!ファンミーティングと銘打たれたイベント、
GANMA!初のリアルイベントということで、
当然スタッフにもお客様にとっても、何が起こるか未知数。
何より、お客様にとってはね……
まさかマンガのイベントに参加したら、
都心のオフィスビルに通されるとは思わなかっただろう。


さらに、イベント開始からまず一時間は、
GANMA!編集陣による今後の展望など云々のプレゼンが……
って株主総会か!!
裏で出番を待つ我々作家陣は、
その真面目っぽい雰囲気に戦々恐々としていたよ!

でも、俺にとって気が楽だったのは、このイベントが、
“武蔵くんと村山さんは付き合ってみた。”のなるあすく先生と、
“ブレイブフロンティアハルトの召喚日記”のサンジョウキイロ先生、
そして何より、過去に多くのイベントを共に切り盛りしてきた、
こすずめ先生と一緒にやるものだったということ。
おかげで裏でも楽しく過ごせたし、緊張することもなかったよ。

トークパートでは、席の並びもあって、
なる先生がまずまとめ、サンジョウ先生が独特の雰囲気で流し、
我々サークラコンビが落とす感じで、すごくスムーズだった。

スムーズだったけど……振り返ってみると、我々二人が酷かったね!
やれ担当さんを光のオタクだのリア充だのとイジり倒し、
コミックスマートさんは金があるとかいう下世話なネタでイジり倒し、
やりたい放題という言葉がまさに当てはまると言うか、
この場を借りてお詫び申し上げたいことが多々あるよ!

ま、こういう我々を呼んだ方にも責任があるけどね!
(何で無礼を重ねるの!?)

……実際、お客様のリアクションが温かくて、
真剣に聞いたり気軽に笑ったり、そういういい雰囲気だったから、
ついつい我々のサービス精神に(過剰に)火が付いた感があるよ。
それぐらい、いい意味で初の試みらしい内輪感があり、
この先の発展性も感じることができて、すごく楽しかった。
ぜひ今後も続いていってほしいと思ったよ。

編集の皆様、なるあすく先生、サンジョウキイロ先生、
そして、お越しいただいた皆様、改めてありがとうございました!


次に、TSUTAYA三軒茶屋店さんでのイベント……
こちらは、一転してかなりの緊張感があった。
だってTSUTAYAだよ?俺もたまに行くお店だよ?
そこで自分がイベントをやる、まず現実感がなかった。

実際、こすずめ先生とサイン本を用意しながら、
「絶対3、4人しか来ないと思う!」
「私たち本当にネガティブですね!」

と言いながら笑ったりしてたけど、決して冗談ではないよ。

そして、これはただの自虐的なネガティブでもない。
だって、連休の最終日で、都内の限られた場所、時間に、
実際まだまだメジャーとは言えない作品のイベントに、
わざわざ足を運ぶ人がどれだけいるか。
真面目に考えて、3、4人であってもまったく不思議ではない。

作品自体は多くの人たちに応援いただいている実感があるけど、
俺はリアルイベントの難しさを、嫌と言うほど知っている。
当日の天候も(俺が雨男なせいで)思わしくなかったしね。
何が起きてもおかしくない。そういう覚悟でいた。

そういう覚悟ではいたけど……
まさか大盛況のお客様の前で、一時間完全に
自分たちでイベントを仕切ることになるとはね!


嬉しい誤算と、マジの誤算がごっちゃになって、
テンションがおかしなことになったよね。

嬉しい誤算は、言うまでもなくお客様の賑わいだ。
いつもサークラを応援してくれている方たちから、
個人的な友人まで、沢山の人が来てくれた。

そして、マジの誤算としては、その沢山の人を前に、
急遽自分たちでイベントを仕切ることになったことね。

俺はね、上記のファンミの時もそうだし、極端な話、
このブログでもそうだけど、とにかくよく喋るし、
可能な限りふざけたいの。何故かって、臆病だからね。
実のところ、ニュートラルなギアでは人前に立てない。
だから、この日も待機時間に三軒茶屋店のスタッフさんの前で、
軽くお調子者な感じを出していたのね。

そしたら、ついてくれていた編集さんが、
「この通り彼らは喋りが達者なので安心して下さい」
的なことを言うし、それに対してスタッフさんも、
「これならイベント任せちゃっても大丈夫そうですね」
とか言っちゃう訳ですよ……。

結果、ノープランでいきなり進行役に。

てっきりね、そのスタッフの方の司会の元、
聞かれたことに答える的な、そういうよくある感じかなと!

そう思っていただけに、最初は不安がすごかった。
でも、臆病であると同時に、俺はどういう訳か、
思い切りがすごいんだよね。だから、やると決めたらやる。
徹底的にやると決めたよ。何かって、客イジリをだよ!

今思うとギャンブルだな!
こすずめ先生とトークをして、それを聞いてもらうというのも、
選択肢に入れるべきだったかも知れない。
でも、成功した時に何が一番盛り上がるかと言ったら、
やっぱりそれは、お客様とのコミュニケーションだ。

そして、その決断は功を奏したと思う。
俺の色々なフリ、質問に、参加してくれた方々は、
すごくノリよく応じてくれた。おかげで、俺たちもノっていけた。

ま、ノっていけた結果、TSUTAYAさんの店頭
(つまり、普通に買い物にきたお客様もいる)で、
やれ私の性癖はどうだの、このキャラは童貞だの処女だのと、
出禁モノの発言を繰り返すことになるのだけどね!

二日連続で、テンション上がるとロクなこと言わないなこいつら。

でもさ、それでお客様が笑ってくれたら、ええやん?
……いい話風で全てまとめるのは無理があるけどさ、
実際、これが俺たちの偽らざる全力ってことだよ。
上手い話もできないし、黙っていて許されるタレントでもない。
だから、全力。多少スベろうがヤケドしようが、全力出すしかない。
そういう意味では、お客様に対して礼儀を果たせたと思っているよ。

ちなみに、当日のイベントの模様がこちら。



何かもう左手のぐにゃり感がすごくいけ好かない!
でも、あからさまにマイクを持つ右手に力が入っていて、
そこは何だか初々しいよ!頑張ったよお前!


ただ、こうして当日色々とツイートもして下さったり、
TSUTAYA三軒茶屋店さんには本当にお世話になりました。
まだまだ駆け出しの俺たちに親切に接してくれて、
作品のことも大切に扱っていただけて、
どれだけ感謝してもし足りないですよ。
本当に本当に、ありがとうございました!


改めて振り返ってみると、当たり前のことなのだけど、
スタッフ様、そしてお客様の力を借りて、
何とか立たせてもらったなと、実感するばかりだ。
確かに、いわゆる表方、メインは俺たちであって、
その自覚や責任感は正しく持たないといけないのだけど、
自分たちだけで何かを成したなど、夢にも思っちゃいけない。

ここ最近の更新ではね、あらゆる場面で感謝感謝と、
下手なラッパーみたいに感謝の言葉を繰り返しているけど、
嘘偽りない実感なのだから仕方ないよ。

思い起こされるのは、ラブライブ!の5thライブ、
久保ユリカさんが最後の挨拶で、
「舞台セットのネジを見て、このネジを作ってる人も、
ライブを支えてくれてるんだなと思った」

ということを言っていたけど、まさにその心境が分かった。
この気持ちこそ、大切に持ち続けていきたいよ。


そうそう、感謝と言ったら、有難いことに、
イベントではお客様から差し入れもいただいたよ。
せっかくだから、この機会にお礼を言っておくね。

sasiire.jpg

可愛い梱包にメッセージカード、さらに、地方限定のお菓子、
そして、キャプテン翼最中に、自撮り棒……



tubasa.jpg
   /何で自撮り棒!?\


十年以上の友人からの差し入れだけどね……。
オチがついたと言うか、訳が分からないと言うか……。




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2015年12月06日

“サークルクラッシュ!”単行本発売から早二週間


CC1h.jpg

“サークルクラッシュ!”単行本発売!

から二週間が経ったよ!あっという間に!

光陰矢の如しとは言うけど、ここまで濃密で、
なのにあっという間という感覚は、初体験かもね。

発売日からここまで、本当に嬉しいことが沢山あった。
沢山の人から、お祝いやお褒めの言葉をいただけたし、
イベントでは直接読者の皆様とお会いすることができた。
ものすごく楽しかったよ。振り返ってみてつくづく思う。

実のところ、発売に向けての毎日は不安の連続だった。
一歩一歩前進してきたものの、まだまだ至らない我々だ。
しかし、単行本化することで、自身の作品に関わる人の数が、
今まで以上に膨れ上がる。その人たちに報いる術は、
売上げを出す以外にない。慈善事業ではないからね。

そして、今まで以上に広く世に作品を出すことで、
より明確な評価が突きつけられる。
売上げもそうだし、作品内容に対する反応もそう。
いつも、広く世に出たい、勝負したいと繰り返している俺だけど、
そこに対して恐怖がない訳では、決してない。
格好悪い話だけどね、偽らざる気持ちだ。

でも、いざ発売してみたら、そういう不安は吹き飛んだよ。

繰り返しになるけど、本当に多くの人からの言葉のおかげだ。
読者の皆様を始め、友人や親族に至るまで、
まるで我がことのように喜んでくれた。
その光景を見ることで、自分がやったことが、
ポジティブなことなのだとようやく素直に実感できた。

確かに、シビアなことも考え続けないといけない。
実際問題、売れなければ次はないのだから、
喜んでくれた人たちに報いていくためにも、
俺は次に至るために動ける限り動いていきたい。
でも、それと同時に、しっかり喜ぶことも大事だよね。
そうしないと、悲壮感ばかりが出てしまうのも。

そして、喜びは真の感謝にもつながる。
店頭に本が並ぶということが、一体どれだけの人の、
どれだけの労力の上に成り立っているのか。
俺はここまでリアルに考えたことはなかった。
その全てに感謝しないと、創作を続ける資格はないよ。
転じて、毎週の配信にしたってそうだ。
一瞬でも当たり前のことだと思ってはいけないよな。
感謝の気持ちは、確かに俺の心に根付いたよ。

手前味噌ながら、“サークルクラッシュ!”は、
もっともっと多くの人と一緒に楽しめる、
強いポテンシャルを持っていると思う。
常に全力を尽くして、強い思いで作っているからね。
だから、必ず貴方に届けてみせるよ。



ありがたいことに、色々なサイトで紹介記事をいただいている。
知ってもらう機会は、一つでも多いに越したことはない。
だから、もしAmazonをご利用中の方がいたら、
ぜひカスタマーレビューも寄せていただきたいね。

実際、単行本発売は大きな出来事だったけど、
ゴールでも何でもない。本誌での連載はかなり佳境だ。
だから、今回皆様からもらった喜びと感謝を、
新たなエネルギーにして、俺はまだまだここから、
突っ走り続け、加速しまくっていくよ。
応援よろしくというのはどうも面映ゆいのだけど、
できるだけ近くで眺めていていただけると嬉しいです。


☆単行本特設サイト
http://store.ganma.jp/comics/ccrash/

☆サークルクラッシュ!ブラウザ版
http://ganma.jp/ccrash

○GANMA!公式HP
http://ganma.jp/
○アプリDLページ
【iPhone】
https://t.co/U2L2kFR3pz
【android】
https://t.co/Tw0xNWQaq2
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2015年11月14日

31歳がサインに悩む話


読む気が失せるタイトルだな!!

しかしね、意外と切実な問題だったよコレは。
宅配便の受け取りとかクレカの支払いにするサインではない、
色紙とかそういうのにするサインを考えるってのはさ!

どうして考える必要が出てきたかと言ったら、
それは先日発表した“サークルクラッシュ!”単行本発売に伴う、
第1回 GANMA!ファンミーティング」や、
TSUTAYA三軒茶屋店さんでのイベントのためだ。
いわゆる、サイン本というヤツだね。
確かに、そこに俺のサインだけがないのはおかしい。

多くの人が、いわゆる若気の至り的な興味本位で、
自分のサインを考えた経験があると思う。
多分、俺もあったと思う(忘れてしまったけど)。
それは、微笑ましいエピソードだと言ってもいいだろう。

でも、それが30を過ぎた男のやることかと言うと、
話が変わってくると思うのよね……。


だから、最初はすごく躊躇いがあった。
ハッキリ言って、逆に自意識過剰なのは分かっているけど、
自身にタレント性がないのにサインが要るのかと、
かなり悩んだ。もういっそのこと、大空あかり(初期)や、
園田海未のようなサインでいいのではと思った。

akari.jpg

sonoda.jpg

(参考画像:これはこれで清々しさを感じる)

しかし、これも彼女たちがやるから成立するのであって、
俺がやっても何だか「逃げ」を感じる。
空気を過剰に読む必要はないと思っているが、
その場に応じた態度、対応をするのが大人だろう。

こうして試行錯誤を繰り返し、何枚も紙を無駄にした結果、
誕生したのがこちらのサインだ。

サインm.jpg

フワッとしている。

ま、特に俺を表すモチーフなどがない以上、
筆記体をベースにするのは妥当だろう。

意識した点は、Sを軸にすること。
これは、俺が推しているアイドル、
「ステージに咲く氷の華」こと氷上スミレリスペクトだ。

s.jpg

hisa.jpeg

(参考画像:氷上スミレちゃんとそのサイン。美しい)

こうしてSを軸にして、名字を筆記体に流し、
tの横棒をYと絡めるサインっぽさでまとめてみた。
ちなみに、Yの終わりが矢印(→)になっているのは、
未来へ進む意思を表現しています。





もう一度言いますね。
未来へ進む意思を表現しています。





……こいつ、恥ずかし奴だッ!!?



いやもう、追及される前に堂々と言っとこうかなって。
やっぱり、何らかの「形」もサインには大事だと思って、
星とか花とか、そういうのは俺のガラじゃないから、
シンプルに意思を込めてみようということでね。

そういうことで、意外と頑張って作ったサインなので、
機会があったら受け取っていただけると嬉しいです。
出来立てホヤホヤということは、もしかしたら、
今後価値が出るかも知れないしね!(ポジティブ!)

文中で紹介した「第1回 GANMA!ファンミーティング」は11/22
参加は無料でサイン本は抽選ということだけど、
俺とこすずめ先生だけではなく、
むさむらのなるあすく先生やブレフロのサンジョウキイロ先生も
いらっしゃるので、面白いイベントになると思うよ。

そして、TSUTAYA三軒茶屋店さんでのイベントは翌日11/23、祝日だね。
こちらは、当店舗で1巻をお買い上げいただいた方全員に、
サインをさせていただけるということで、ぜひ参加いただきたいね。
その日までに、しっかり描けるように練習していくからさ。

☆単行本特設サイト
http://store.ganma.jp/comics/ccrash/

☆サークルクラッシュ!ブラウザ版
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○GANMA!公式HP
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2015年11月12日

“サークルクラッシュ!”単行本発売決定に寄せて


祝!“サークルクラッシュ!”単行本第1巻
11月21日発売決定!!


ccc1.jpg

☆単行本特設サイト
http://store.ganma.jp/comics/ccrash/

いやはや、ようやく皆様にお知らせできたね!
本当に読者の皆様のおかげです。
まずは何よりも先に、貴方に対してお礼を言いたい。
“サークルクラッシュ!”を応援いただき、ありがとうございます。

そして、こうして得難い機会に恵まれたからこそ、
今一度襟を正さないといけないよね。
何故なら、決して自身の力だけでここに辿りついた訳ではないから。

何事も最初にやった奴が一番偉い、という格言がある。
ほら、人類で初めてナマコ食べた奴ってすごいな的な……
例えが間違ってるな。でも、何となく分かっていただけると思う。
俺にとってはただの言葉ではなく、今回の件で改めて身に染みた事実だ。

同じGANMA!掲載作品を例に挙げると分かり易い。
電子書籍化や単行本化で看板作品として口火を切ったのは、
“武蔵くんと村山さんは付き合ってみた。”だ。
アニメ化という偉業を成し遂げた“ミリオンドール”もそう。
GANMA!という、新興のマンガ配信サービスにとっての、
「初めて」を担うプレッシャーを、彼らは背負ってきた。

本人達は口にしないかも知れないが、
「もし自分がコケたら、後が続かないかも」
という不安もあったのではないかと思う。
そして、その勝負に打ち勝ってくれたからこそ、
俺たちも後に続けたということに感謝しないといけない。

そもそも、拙作“サークルクラッシュ!”にしても、
「最初に」読者の目に触れるのは、こすずめ先生の絵だ。
彼女の素敵なイラストが、多くの人を惹きつけてくれたからこそ、
その先の物語にも触れてもらうことができた。

さらに辿っていけば、「最初の」読者でもある担当氏や、
編集長がしっかりとした目を向けて下さっていたことも、
ここに至るために欠かせない要因だったのは間違いない。

そう。俺の前を走り、この手を引いてくれた人が、沢山いる。

では、ここでクエスチョンだ。前を走って手を引く人がいるから、
俺はこれからもその後ろを走っていけばいいのかな。



……逆や!!

思わず素の言葉が出てしまったけど、逆だ!真逆!!

前を走っている人が沢山いるなら、追いつかねば、
いいや、追い越す気概を見せないと嘘だろう!
前を走る強い人たちだって、当然そこにとどまりはしない。
ますます加速していく。後ろをついていく、などという、
甘っちょろい考えでは、永遠に追いつけやしない。

そして、思い上がりではない、重い決意として、
俺自身加速していくことで、バトンを繋いでいきたい。
業界用語で言うところの、SHINING LINE*だ。
「受け取ったバトン次はわたしから渡せるように」だ。


……真面目な流れで急にアイカツ!ネタをねじ込むのはどうだろう。

でも、本当にね、単行本化が決まってからずっと、
俺にはこの思いがあった。バトンを受け取ったという気持ち。
そして、頑張ってもっと強くなって、次に繋ぎたいという気持ちが。

当然、簡単なことではないということも分かってる。
まだまだこの作品の知名度は高くはないし、
紙の本の立場は弱くなる一方、本屋も次々となくなっている。
そういう状態の中で、どこまで存在感を示せるか。
発売まで余り日はないけど、しっかりとアピールしていくつもりだ。

先日お知らせした、「次にくるマンガ大賞」へのノミネート、
そして、GANMA!からアナウンスいただいている、
第1回 GANMA!ファンミーティング」。
さらに、TSUTAYA三軒茶屋店でのイベント参加も決定した。
今まで体験したことないことだらけで、プレッシャーもあるけど、
創作に臨む姿勢と同様に、一緒に楽しみたい。

本当に嬉しいことではあるけど、同時に、
まだどこにも辿りついてはいない。敢えて、そう言いたい。
この発表には沢山の人からお祝いをいただいたし、
有難いことに喜びの声もいただいている。
だからこそ、ここを結果とせずに、さらに報いていきたい。

そういう気持ちを、口先だけではなく、
在り方で方々にぶつけていくつもりです。

皆様ぜひ、どうぞよろしくお願いしますね。

☆単行本特設サイト
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2015年11月05日

「次にくるマンガ大賞」ノミネートに寄せて


驚!“サークルクラッシュ!”
第2回 次にくるマンガ大賞」ノミネート!

tuginikuru1.jpg

……いや、そこは驚!ではなく祝!じゃないのか。

でも、本当に驚いたのだもの。
こういう賞に関わらせていただけるとは思っていなかったから。

この賞のエントリーが開始された日のことは、ハッキリ覚えている。
今連載中の“サークルクラッシュ!”最新話は、
架空の作品の聖地を実在する都市でやる、という、
なかなかアクロバティックな展開の真っ最中なのだけど、
その実在の都市への取材旅行の最中に、スマホで見かけたから。

その時、俺は正直こう思ったよね。
「これ、自分の作品エントリーさせてもいいのかな?」って。

正直すぎるね。でも、誰しもが思うことじゃないかな。
ただ、前述の通り取材旅行の最中、色々な素材写真を、
限られた日程の中で集めることに四苦八苦していたから、
「ま、落ち着いたら投票を呼びかけてみようかな」程度に思っていたの。

次にこの賞の存在を思い出したのが、
担当さんからの「ノミネートされました!」という電話。

……すっかり忘れていたね!!

でも、だから余計にと言ったら変だけど、すごく嬉しかったよ。
何せ、エントリー作品の中からノミネート作品を決めるという仕組み上、
一定数の方々が、サークラをエントリーしてくれたということだもの。
貴重な時間を使って、わざわざ必要事項をタイピングしてさ。

言葉は悪いけど、そういう「面倒なこと」をしてまで、
この作品を広めようとしてくれた人がいる。
その事実に、俺はまず深く頭を下げたいよ。

そして!やっぱりこうしてノミネートされたからには、
一つでも上を目指したいよね!ここで頑張らない手はないよ!
いつものGANMA!というフィールドを飛び出して、
また違った作品と競い合えるのだもの。ワクワクするよ。

確かに、俺でも知っているような名のあるタイトルも多く、
自分たちがどこまで通用するかは未知数だ。
そもそも同じGANMA!からノミネートされた“デッド・オア・ストライク”
SNSを中心に飛ぶ鳥を落とす勢いでバズってるからね。
そういう流行り方は、ウチには正直言って難しい。

でも、だからこそ、普段の自分たちの読者様とは、
違った層にも触れていただく機会になるはずだ。
そもそも大前提として、この賞は「次にくる」と題されたもの、
裏を返せば「まだきていない」ということもできる。
世の中に数多ある「きている」作品に少しでも追いつくためにも、
もっともっと積極的に触れていってもらわないといけない。
触れてもらって、楽しんでもらう自信は、あるから。

広く問いかければ問いかける程、厳しい声に触れることも増えるだろう。
でも、そういうマイナスや、勝負の生々しさにビビって引いていたら、
本当にもったいない!こうして土俵に上げていただいたからには、
何も躊躇うことなく、正々堂々ぶつかっていきたい。
それが、エントリーしてくれた方への礼儀にもなると思う。


そして、こうしてまた外に広く出ていくことで、
常に標榜しているGANMA!という「場」への貢献も果たせるだろう。
これも、意識し続けなければいけないことだからね。
何度も言うように、「場」がなければ「作品」は存在し得ない。
「場」に対する感謝を欠いては「作品」が濁る。

そう。この賞に関しても、昨年もGANMA!連載作品から、
“武蔵くんと村山さんは付き合ってみた。”や、
“月光譚フォルモーント”がノミネートされている。
そのおかげでGANMA!読者に「こういう賞がある」という意識付けがされ、
今回の自分たちのノミネートに繋がったという点は、絶対にある。
そこに対しても、当然感謝しないといけない。


だから、今回のノミネートに際しては、
まずこれまで応援いただいた全ての読者様に感謝を。
さらに、このすっごく面白い勝負の場を与えてくれた、
ダ・ヴィンチとniconicoに感謝を(と言うか、普段読んでる雑誌や
使ってるサイトにこうして関わるのも、単純に嬉しいね)。
そして、それら全てのきっかけを与えてくれた、
GANMA!に感謝を表することで、締めくくりとさせてもらうよ。

もし、次にくる何かを感じていただけたら、
その時はぜひ、投票にご協力よろしくお願いします!

☆第2回 次にくるマンガ大賞
http://tsugimanga.jp/

☆サークルクラッシュ!ブラウザ版
http://ganma.jp/ccrash

○GANMA!公式HP
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【android】
https://t.co/Tw0xNWQaq2

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