2015年08月07日

GANMA!の夏休み特別企画に寄せて

ganmala.jpg

いつも連載をさせていただいているGANMA!の夏休み特別企画、
『夏休みだよ!GANMA!ランドにみんな集合』に、
企画構成として参加させていただきましたよ。

http://ganma.jp/

全連載陣とはいかないまでも、19もの作品が一堂に会して、
リレー形式で展開していくというこの特別企画、
では、企画構成とは一体何をやったのかというと、
全体の世界観の設定と、各作品の掲載順、場面設定と、
どういうネタをやって欲しいかのお願いといった具合です。

いやはや、担当編集さんからの「お仕事のお願いが」のLINEに、
内容も聞かずに「やります」と返事したものの、
いざ取りかかってみるとこいつが本当に……面倒でしたね。


俺の内なる良心「お前、もう少し言い方ってものがあるだろ……」


いや、その通りだけど!でもね、もうハッキリ言うべきだとも思うの。
面白いものは、それ相応の苦労をしないとできないって!

実際、楽しようと思ったらいくらでもできたと思うよ。
当初先方から提案されたような、各作品が自己紹介をしながら、
文字通りバトンを回していく案とか、なるほど、シンプルだよね。
でも、「そんなの誰が読みたいんですか?」って、言っちゃったものね。


俺の内なる良心「お前、薬局行ってオブラート買って来いよ……」


いや、その通りだけど!言っちゃうのは俺の未熟さだけど!
でも、せっかくの企画が本当にただの自己紹介で終わってしまったら、
勿体ないし、何より参加する作家先生方も嫌だと思うのよ。
だって、クリエイターなら、つまらないものは作りたくないでしょ。

だから、この企画にあたって俺は、まず第一に、
「一作のマンガとして面白く読めること」、そして、
「今まで未読の作品にも興味をもってもらうこと」を念頭に、
取り組ませてもらったよ。

折しもね、この企画を振られたタイミングで、
俺は『響け!ユーフォニアム』の聖地巡礼に行っていたから、
宇治のガストで一人、延々と対象作品を読み込んだものですよ。

gasuto.jpg
※参考画像:画面奥のガストに行ったよ。

読めば読むほど、単純に作品のジャンルは多岐に渡るし、
掲載のスピードもバラバラ、この問題を解消すべく、
俺が提案したのが、そう、冒頭のGANMA!ランドだった訳です。
共通の場所で異なるアクションを起こすのに、
テーマパークというのはうってつけだったからね。

ちなみに、俺の提案では西新宿GANMA!ランドだったのだけど、
ま、それはボツだったよね。

そして、連載が進んでいるものもあれば、新連載のものもある、
ということで、可能な限り連載3話時点の設定で、
こちらとしてはネタを練った。その方が、未読の読者様に分かり易く、
ご新規様を獲得し易いのではという狙いもあった。
当然決定稿はその限りではないけど、場所と時系列を指定したことで、
一つの作品としてのまとまりというのは、思った以上に出ていたと思うよ。

決定稿はその限りではない、というのは、
いざ描く段では各作家先生個性を出してくるだろうなと思っていたし、
個性を発揮したいポイントが、俺の案と多少異なろうが、
当然己を優先して欲しいと思っていたから。
だから、「こう来るか」というのも、俺としては結構楽しめたよ。

一番笑ったのは、遊園地の花形であるジェットコースターを任せたのに、
冒頭一コマで終了させて、着ぐるみのBLネタにもっていった
『池袋†BLood』かな。もうね、そこを絶対推したいのだな、と。
ゴメン、俺にそこを振る力はなかったよ、と。心打たれました。

勿論、それぞれに見どころがあって、やはり漫画家というのは流石だなと、
どうしても絵描きでない俺は、改めて感心する次第だったね。
一つ一つに言及したいぐらい、だけど、余り解説しすぎるのも野暮天だから、
ぜひ実際にご覧下さいね。いい出会いの場になってると思うからさ。

ちなみに、全体のオチとして編集長を出そうと提案したのだけど、
ま、それはボツに……ならなかったね!出てたね編集長!
正直ダメ元での無茶ブリだったのだけど、恐るべき懐の深さだ。

今のところ、なかなか評判は上々のようで、
俺としてもホッと胸をなでおろすばかりです。
貴方に楽しんでいただかないことには、やる意味がないからさ。

そして、やっぱり何よりこの企画が、
未読だった作品との新たな出会いになったらいいなと、重ね重ね願うよ。
実際のところさ、どういう出来であろうとさ、
好きな作品の特別編が1Pでも読めたら、ファンなら嬉しいでしょ。
だからこそ、その先がなくては、やっぱり意味がない。
貴方の好きが、さらに広がっていく企画であって欲しいなと思うよ。


最後に、この企画に参加させていただいたことに、
改めて感謝の意を示したい。いい経験ができました。
何より、普段から口癖のように繰り返している、
場に対する貢献が僅かでも達成できたとしたら、この上ないことだ。

言うは易く行うは難し、だけど難いとこ掘っていかないと、
口先だけの輩になってしまうからな。本当に、挑戦できて良かった。

そして、普段とは異なる類の創作を振ったにも関わらず、
応えていただいた各作家先生方、ありがとうございました。
直接関わった訳ではないにしろ、この企画を通して共作、
共闘できたことは、俺にとってとてもエキサイティングな体験でした。

夏休みというフレーズからは縁遠くなって久しい身だけど、
いやはややっぱりいいものだね。楽しい空気があって、
楽しませようとする人たちがいるなら、乗っかるべきだぜ。うむ。

posted by サコタヤスユキ at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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