2015年01月25日

GANMA!1周年&100万DLに寄せて


GANMA!1周年&100万DL!
おめでとうございます!!

という訳でね、俺が原作を務めさせていただいている、
4コママンガ“サークルクラッシュ!”が連載中の、
無料コミックアプリGANMA!が、
この度めでたくサービス開始1周年、
そして、100万DLを達成したとのことです!

100万ですか……何だか実感が湧かないですね。
この数字は一重に運営母体のセプテーニが培ってきた、
広告力の賜物だという思いが強いというのもある。
後述する1周年記念パーティーでは、
そのセプテーニの社長であり、
GANMA!の編集長である佐藤氏が、
「広告ではなく掲載作品のおかげ」と言っていたが、
額面通りに受け取るのは違う気がしている。

内容が良いかどうかは、読まないと分からないもの。
広告量、料に対して反応がいいのは、
出すべき場所に出すべき公告を出している証左、
黎明期からサービスを画策していた先見の明の賜物だ。

だからと言って、自分たちに関係ない数字でもない。
むしろ、ここまでは自分たちの成果ではなく、
真に試されるのは、ここからなのではないだろうか。

少なくとも、100万回の出会いの機会を得た。
しかし、中にはDLしたっきりという人もいるだろう。
そういう人達を再び起こし上げ、
より広げていくにはどうしたらいいか。
この機会を生かすも殺すも自分次第
という気持ちで、考え挑戦し続けたい。
だから、単純にこの数字におめでとうと言うよりも、
まずはこの戦場を与えてくれてありがとうと、
俺は言いたいね。



……お前は本当に面倒臭い奴だな!!

いいのよ!こういうことは、
皆腹の中で分かってることだと思うよ!
せっかくのめでたい機会なのだから、
やったぜウェーイ!!!
って感じを出しておくのも一つの礼儀だよ!


だが言う。言わないと、
姿勢が定まらないのが俺という男なのだ。


ま、別に俺がどういう男なのかはどうでもいいけど、
数字に対する意識は、誤らないでいきたいよ。
100万という数字は、決して少なくない。
現に、俺がこの十年間の創作で相手にしてきた数を、
既に遥かに上回っている。

一つの命題として、
今後は100万人を相手にする気持ちで創作をするのか。
そういう思いで物を作ることは、俺にはできない。
結局俺は、自分の意識が及ぶ限り、
もっと極端に言えば、今ここを見ている貴方、
そう、貴方一人に対して、真剣に呼びかけたい。
それが、俺にとっての創作だ。

俺一人が認識できる範囲には、限りがあるもの。
でも、一人に対して真剣にぶつかることで、
その熱は必ず伝播していく。
最初から高い所に立った気になるのではなく、
常に一人一人と向き合っていくことで、
熱は十人に、千人に……いつかは100万、
1000万人に、必ず届くと信じている。



ま、この内容は、
佐藤編集長が最近講演会で
喋ってた内容の丸パクりだよ!


http://logmi.jp/33524

ちなみにこの一連の記事、面白いから読むといいよ。

それから、ゴメン。
照れ隠しで丸パクりと言ったけど、正確には丸被り。
今までも俺が上記のようなスタンスでいたことは、
過去の日記にも明らかだから。
この記事を読み、同じ思いの人がいるということ、
その人と今一緒にチャレンジができていることが、
とても嬉しくなったの。

余談だけど、
劇場版アイカツ!(昨日9回目を見た)でも、
シンガーソングライターの花音さんが、
「ライブではいつも目の前の一人に対して伝わったらいいと思って歌ってる。ボンヤリと大勢に伝えようとするより、一人の人に絶対伝えたいと思って歌った方が、結果的に大勢の人に伝わるんだよ。想いの強さでね!
というような台詞を言っていて、
この人もまた同じ想いだなと思ったよ。


……本当に余談だね!


さて、話が少し逸れたけど、
先日はGANMA!の記念パーティーがあったので、
俺も参加してきたよ。下記のような心持ちでね。



本当に駄目な奴だな……。
百歩譲って思うのは良いとして、何故言う……。

でも、いざ参加してしまったら、
そこにもう退路はないからね!
開き直るしかない。楽しまないと損だし、
沢山のクリエイターや、前述した編集長らとね、
会話できる機会など滅多にないから、
持てるコミュ力の限りを尽くして、頑張ってきたよ!

結果、「twitter見てます!いつも元気ですよね!」
とカルカラレルカの銅目貫先生お声掛けいただき、
ブレフロのサンジョウキイロ先生からは、
「もう持ってると思いますが……」と、
アイカツカードをいただいたり、
さらにGANMA!運営側にもツイートを見られ、
「6割の不安は解消されましたか?」と言われたよ!

全てが身から出た錆だが、
どうしたらいいか分からなくなるね!
でも、皆様こうも面倒な奴を認識いただき、
コミュニケーションいただき、
本当にありがとうございます!
内容を全て拾うことはできないけど、感謝しています。

ganma100.jpg

(写真はパーティーで出てきたケーキ。すごい!)

そうそう、前回の懇親会ではお会いできなかった、
なるあすく先生とお話できたのも楽しかったよ。
何と言ってもむさむらといったら
GANMA!サービス開始時からの看板作品、
最近では「このWEBマンガがすごい」的な
企画にランクインするなど、やはり同じ曜日に更新、
同じ4コマというジャンル、意識してしまう作品だ。

意識していると言うか、
正直なところ、脅かしたい。だから、
むさむら抜きたいと思ってるんですけど
なかなか抜けない!手ごわい!」

と、本人に直接言ったよ。



……本人に直接言ったの!?

我ながら、驚くわ。
言われた方は、どうしたらいいのさ。
でも、待って。いきなり襲いかかった訳じゃないの。
なるあすく先生の人柄がとても良かった上に、
「勢いのある作品が次々出ているから、
そういう作品に上位に来て欲しい」
というような発言をいただいたから、
そこで思いを打ち明けたのよ。

実際のところ、そうやってガシガシとね、
上位を狙う作品が次々と出てこないと、
場として、読者の皆様にとって面白くないでしょう。
狭いフィールドでパイを奪い合うっていう意味でなく、
キャパシティを広げていくためには、
競争が絶対的に必要だということだ。

世の中には無数のエンタメがあり、
進化し続けている以上、現状維持は退化でしかない。
だから俺は、真っ当に勝負したいのさ。

幸いなことに、連載を開始してから半年ぐらいか、
応援して下さる方も、着実に増えてきている。
楽しく創作をできているという実感もある。
だからこそ、ここまで書いてきたように、
その応援の声一つ一つと、真剣に向かい合い、
丁寧に創作をしていきたい。
そして、ただその繰り返しに終始するのではなく、
常に頭を使って挑戦もしていきたい。
その挑戦の一つの形は、近日中に明らかになる筈だ。

“サークルクラッシュ!”は、
今まさにストーリーの最初の山場、
夏コミ編が佳境だ。でも、まだまだたかが17話、
全て無料で読めるので、すぐに追いつける。
一緒に楽しいことをしよう。
俺達には、その用意があるから。
GANMA!自体も次々と新しい作品が始まったりと、
バラエティ豊かな、面白い場に進化していっている。
楽しい連中が楽しいことをしている、
今ここを見逃したら勿体無いぜ。

ganma100c.JPG

只今GANMA!では100万DL突破記念ということで、
期間中にイラストもしくはコメント投稿すると、
抽選でオリジナル湯のみがもらえるそうなので、
ぜひ参加してみて下さいね。



……しまった。どうして湯のみなのか、聞きそびれた。


☆サークルクラッシュ!ブラウザ版
http://ganma.jp/ccrash

○GANMA!公式HP
http://ganma.jp/
○アプリDLページ
【iPhone】
https://t.co/U2L2kFR3pz
【android】
https://t.co/Tw0xNWQaq2
posted by サコタヤスユキ at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年01月01日

またとないこの時だ


新年あけましておめでとうございます!
本年も宜しくお願い致します!


と、勢いよく幕を開けてみましたよ!2015年!
単にビックリマークで勢いを装っているだけでなく、
心から新年の始まりを気持ち良く感じています。

そう前置きした上で、昨年の俺の年末年始の日記を見てみましょう。

http://sakota.sblo.jp/article/83662994.html

……暗ッ……。

何だろうこの、年末だからネガティブに寄りすぎたくはないけど、
ままならない気持ちを少しでも理解してもらいたい、それどころか、
押しつけて楽になりたいという弱さまで滲み出ている。
意地を張ってはいるものの、心許ないことこの上ない……。

今振り返ると、危うい状態だったのだなと思うよ。
公演が思うようにいかず、水面下で動いていた企画も上手くいかない、
日々腹の立つことが多かった。焦りや不安が知らず知らずの内に募っていた。

でも、一つずつ事態を好転させていくことができた。

ラブライブ!、そしてアイカツ!という素晴らしい作品、
そして、その作品を愛する仲間との出会いによって、
今までにはない作品の楽しみ方、コミュニティを知ることができた。
WEBコミックの連載が始まって、クリエイターとしての自我を保つことができた。
生活も少しずつだけど持ち直せるようになっていった。
夏コミで好きな仲間と好きな作品を作ることで、創作の楽しさを再認識できた。
その過程で行った聖地巡礼は、とてもエモーショナルな体験だった。
さらに、転職をした。今までは、お世辞にもいい環境にはいなかったのだなと、
離れてみてつくづく思う。誇りを、愛を、粗末にするような職場にいてはいけないね。

こうして、心境と環境を一年かけてマイナスからプラスへと持ち上げることができた。
今は、自分の好調をはっきりと自覚できる。虚勢ではなくね。
ここ数年、どころの騒ぎではないレベルで、実感できなかった好調だ。

でも、そうだね、その通り。だからこそ危ういね!
ある意味、言い訳材料が全くない状態だと、他の誰でもない、
自分自身で自覚してしまっている訳だから。

気分で創作をしている訳ではない。してはいけない。
それでも、今この時を逃してはいけないと、
繰り返しになるけれど、他の誰でもない自分自身が確信している。
この状態の内だ。俺が次に進むのか、それとも歩みを止めるのか、
この状態の内に何を成すかで、それは確実に決まる。

さて、このブログだからこそ、触れなくてもはいけないだろう。
モエプロ主宰、という肩書が形骸化して久しいということに。
皆はある程度気を使って触れてこないから、自ずから言うよ。
去年知り合った人は、俺を劇作家だとも演出家だとも思っていないだろう。

でも、未だに自分の肩書は、志の置き所はそこにある。
捨てていない。上手い具合にフェードアウトしようとも思っていない。


どういう経緯を辿るかは、正直まだ分からないし、
焦る気もないのだけど、俺の創作の道は必ずそこに繋がっているからね。
萌える演劇を、八年間も追い求めている奴は俺しかいないし、
俺にしか実現できないことだから、次はもっと高いレベルで実現させる。

そのためにも、今は目の前の創作に、全力を尽くしたい。
4コママンガがどう演劇に繋がるのか、疑問かも知れないけれど、
俺は既にリンクさせられるものを感じている。何事もプラスになる。
だから、せっかくモエプロを応援していたのに……とガッカリせずに、
今は一緒に俺の新しい創作を楽しんでもらいたい。
その楽しい気持ち、応援を力に、俺は必ず道を作っていくから。

俺も、楽しみながら進むよ。せっかくこの境地に戻ってきたのだもの。
楽しみ抜いて、楽しませる。笑い飛ばして、笑わせる。
新年の抱負とするなら、この気持ちだろうね。
何が起こるかは分からないけど、何を起こすかは俺次第。
一緒にいこうぜ。今年の俺は、ポジティブを分け合える男だよ。
posted by サコタヤスユキ at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記