2012年02月15日

バレンティヌスによろしく

2012ウインターイベント振り返り第2弾。
今回は記憶に新しい、2/5のバレンタインイベントです。

nigo×モエプロちょっと早めのバレンタインイベント
朗読劇“bitter sweet&chocolate soldier”+主題歌ライブ
■日程:2月5日(日)
■会場:赤坂nigo
■キャスト:横田総之/こすずめ/有野いく

この企画も、何気にモエプロにとって初挑戦の連続だった。

まず第一に、再演であるということ。
この朗読劇は、かつてモエプロが行っていた超無謀企画、
“sweet fragments〜12粒の甘いかけら〜”という
12ヶ月連続公演の中の一作品なのだ。
そして、11作目であるこの作品には、一つ大きな後悔があった。
それは、他でもない「俺が主役をやってしまった」ということ。

モエプロは、突き詰めてしまえば俺の圧倒的な自己満足。
しかし、自己を満足させるレベルを限界まで高めることで、
他者をも満足させるエンターテイメントに昇華させている(つもり)。
そのためには、演出家としての俺による、「客観視」が不可欠だ。
対して、以前は出演することで安易な自己満足を得た点は否めない。

そのリベンジの意味合いをもって思い立ったこの再演は、
ひょんなことからもう一つ大きな意味を持つことになる。
それは、nigoとのコラボ。赤坂のワインバーという、
先日のライブハウスなど足元にも及ばない、圧倒的アウェー。
この、地理的にも機構的にも難しい場所が、会場となったのだ。

そして、ここを会場とすることになった経緯を簡単に言うと、
モエプロが、萌えラボという企業企画に参加することとなり、
ここがその企業が運営している店だからだ。
つまり、この企画は決してモエプロ単独のものではない。
企業の一員として、仕事として、初めて公演をやったのだ。

このプレッシャーたるやもう……勿論、作品を発表すること自体、
いつも大なり小なりプレッシャーはかかる。
でも、今回はプレッシャーの種類が違った。
環境がガラリと変わり、何もかもが初体験の連続、
どうしたらいいか分からないことは、いつも以上に多かったよ。

でも、それでもやっぱり、公演は面白いね。

まず何より、キャスト達が頼もしかった。
キャスト名からお分かりの通り、みんな昨年の第5回公演の出演者。
楽しみ、楽しませるというモエプロスピリットを、
稽古と公演を通して存分に発揮してくれた。
旧作とは全く異なる、新たな世界を見せてくれたよ。

そして、お客様の楽しもうという姿勢も、嬉しかった。
こちらが全力で楽しませようとするのと同様に、
お客様も全力で楽しもうとしてくれていたように思う。
その結果、作品だけではなく、空間全体がモエプロとなり、
繋がりのようなものが生じていたのを感じたね。

今後、モエプロとしてこういうことをやるかは分からないけど、
俺は新たに萌えラボ所長という社会人としての肩書きも得たので、
あの場で色々なエンターテイメントを巻き起こしていくつもりだ。
もし何かやって欲しいことがあれば、遠慮なく寄せて欲しいね。
一緒に、叶えていきましょう。俺達になら、それができるから。

ちなみに、当日の写真などが、その萌えラボのサイトで見れます。
http://www.moe-labo.com/
モエプロ共々、どうぞよろしくお願いします。
posted by サコタヤスユキ at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年02月10日

Fly High vol.8

せっかくなので、モエプロ2012winterイベントの備忘録でも記そうかと思います。
まず最初にモエプロ史上でも異色のチャレンジとなった、
高円寺でのライブイベント参加から振り返ろうかな。

“Fly High vol.8”
■日程:1月24日(火)
■会場:高円寺HIGH
■出演:Cutie Pai/みなめろ/iRia/モエプロ/ミチルロンド/小山留生

ライブハウスでのイベントは、縁あって何度か見たことがある。
色々なアーティストが順番に出演し、当たり前だけど「歌う」。
観客は目当てのアーティストに声援を送ったり、場の雰囲気を楽しんだり、
少なくともずっと座っている演劇とは全く異なる自由な態度で楽しんでいる。

そんな空間で、モエプロは演劇をやった。
それは、他のアーティストとやることが異なっている違和感、
普段とは違う態度の観客の前でやる違和感、二重の違和感の中でやった。

本当に、どちらが良い悪いの問題でなく、全くの別物だったよね。
さながら、バーリ・トゥードを挑む心境というか、
キックボクサーが空手のリングに上がる感じ。
広くくくれば格闘技(この場合はステージエンターテイメント)だけど、
様式がまるで異なる。これは実に、難しい試合だった。

さらに、劇場が演劇をやることに特化しているのに対して、
ライブハウスは当然ライブに特化している。
しかも、今回は特別に演劇イベントをやります!というワケではなく、
ライブイベントの中に演劇が混じってます!というモノだから、
音響だって照明だって、勿論大道具だってない。
完全な素舞台。しかもスタッフを連れ込めないから、音響オペは俺だ。

これはねぇ……今だから言うけど、結構怖かったですよ。
ステージエンターテイメントってのは、双方の覚悟でなり立つもの。
そう俺は考えているからさ。観客にも覚悟が求められるし、
そうやって一緒に場の空気を作り上げていくものだと。
その前提条件が成り立ち難いとなると、神経質にもなるよ。

でも、結果として俺は、真っ向勝負を選択した。
と言うか、旗揚げからこれまで、俺の球種はストレート一択。
変化球を投げようとしても、結局ストレートになる馬鹿者だ。
下手な小細工はせずに、しかし、どうしたら初見の人も楽しめるか、
ラブコメのラブとコメディの比重をしっかりと経験則で導き出し、
ちゃんと20分間の萌える演劇を生み出し、やりきった。

上演したのは、記憶に新しい昨年の3ヶ月連続本公演、
その集大成でもあったflag.3“ハミングデイズ”だ。
一時間半、出演キャスト10人以上の大作を、
たった20分の2人芝居に再構築できたのは、
まさに経験が成せる業としか言い様がないね。
結果、恋多郎と彩音は20分で無事カップルとなったことから、
「もしかして青春部っていらなかったんじゃね?」
疑惑も出たりしたが、それはそれ。あくまでifの面白みだ。

作品をリメイクにしたことで、キャスト面では多いに助かった。
恋多郎役のそーしも、彩音役のこずちゃんも、
極めて高い意識と適応力でもって対応してくれた。
この2人じゃなかったら、あの短期間での完成はなかっただろうし、
何より本番をやり抜くことができなかっただろう。
モエプロをやるのは勇気がいる、でも、やり抜けば必ず楽しめる。
それを体験してくれている2人だからこそ、できたのだと思う。

そして、あの“ハミングデイズ”を好きでいてくれる人が、
今回またライブハウスに足を運び、声援を送ってくれたことにも、
感謝したい。なかなかね、観客的にも勝手は違ったと思う。
でも、変わらぬ「楽しもう」という意志を持っていてくれたから、
あの場は決してアウエーとは感じなかった。
勿論、初めて会うお客様も、とても積極的に見てくれていたと思う。

確かに、短期間故の作り込みの甘さとか、
ライブハウスの機構に対する認識の薄さ、
色々と問題点を挙げればキリがないのも事実。
もし次の機会があれば、ライブハウスでのモエプロの形、
というものをもっとブラッシュアップしてみせたいと思うよ。


……それにしても、高円寺HIGHの楽屋の落書き、
どうしてあちこちに「辺見えみり」って書いてあったんだろう。
謎すぎる。
posted by サコタヤスユキ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 公演記

2012年01月18日

何度目かの始まり

公演が終わってからというもの、その余韻に浸る間もなく師走、
そして、実家で過ごしている内に年末年始が過ぎ去り、
皆様へのご挨拶もなくこうして2012年に突入してしまいました。

今更ではありますが、昨年は本当にありがとうございました。
関わってくれた全ての人と、全てのお客様の力がなければ、
三ヶ月連続本公演、ルート分岐ギャルゲー演劇というムチャな真似は、
決してできなかったと思います。時が経って、改めてそう実感します。

……が、しかし!過去のことは過去のこと。
もう散々言葉は書き尽くしましたし、皆様の中でも、
「それより次は?」という思いが高まっていることでしょう。
むしろ、そうであって欲しいです。
勿論俺も、新たなステージを求めていますからね。

今年もまた、本公演を目指すことを軸に活動していくと思いますが、
せっかく秋にあそこまでのチャレンジをして、
今まで以上に多くの人にモエプロを知っていただいたのだから、
この冬も皆様に何かお届けしなければ勿体ない……
その思いから、モエプロはこの冬二つのイベントをご用意しました!

一つは、何と驚き、ライブハウスでの音楽イベントに参加します!
ライブハウスでの芝居自体は経験したことがあるし、
沢山の劇団が参加するイベントも体験していますが、
今回は全く別物!「音楽」イベントに混ざって、「演劇」をやります!
一体どういう空気になるか想像もつきませんが、
モエプロらしく真っ向勝負を挑もうと思います!

さらに、今まで再演を一切したことがなかったモエプロですが、
あの12ヶ月連続公演の中でも屈指の異色作、
“bitter sweet&chocolate soldier”を、
キャストを刷新して再演します!
……初演の時は、主宰の俺自らが主役をやってましたからね。
そういう意味では悔いがあっただけに、結構念願の再演ですよ。

どちらも詳細はHPの最新の活動からご覧いただけるので、
ぜひぜひ注目してみて下さい!
今年もモエプロは、あらゆる手段で萌えにアプローチし、
徹底的に貴方を楽しませていきますよ!
posted by サコタヤスユキ at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記